原油価格が大幅下落!!一時は42.75ドルまで : チョコの株式投資Diary

6月20日のNY市場は原油価格の大幅下落の影響で石油関連銘柄の売りが先行、反落して取引を終えました。原油先物は1バレル43.23ドルとなっており、一時は42.75ドルまで下落しました。

主要産油国で構成される石油輸出国機構(OPEC)主導の協調減産合意にもかかわらず、米国のシェールオイルの増産で供給過多の状況がしばらく継続するとの憶測が広がり、売りが先行した模様です。

今夜のWTI原油先物価格チャートです。

42ドルをつけたあたりから辛うじて持ち直していますが、更に下落することも覚悟しておいたほうがいいかもしれません。昔は原油を求めて世界大戦が行われていたことを考えると、なんとも贅沢な時代になったとも言えます。

さて、日本で原油を買う場合は以下2つのETFがオススメです。

[1699](NEXT FUNDS)NOMURA原油インデックス上場
[1671]WTI原油価格連動型上場投信

株のように取引きが出来、誰でも石油王になれる銘柄です。どちらも原油先物取引に連動する商品設計のため、特段の違いはありません。信託報酬の差では1699が安いですが、原油ETFはキャピタルゲイン目的の短期投資になりますので買うならどちらでもいいと思います。なお、原油ETFは分配金はありません。

[1699](NEXT FUNDS)NOMURA原油インデックス上場の最新チャートです。原油が供給過多とはいえ、米国のシェール革命の時期から明らかに下がりすぎであることをお分かりいただけるかと思います。技術の進歩で今まで掘削できなかった原油をいくら掘り当てることができたとしても、原油は有限であり、我々人類にとって重要で貴重なエネルギーであることを忘れてはいけません。

当然ながらここまで原油安が進むと業者の儲けもなくなるため、当時の価格まで全戻しは無いまでもいずれ適正値に収まるのではないかと思います。

ゆっくりと、少しづつ下値を拾っていきます。