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日本では投資を怖がって貯金ばかりする人が多い。

事実、日銀によれば昨年末時点で個人が保有する現金、預金が1,008兆円(前年比+2.3%)で過去最高益になったと公表しました。

1,000兆円を超えるのも初であり、日本人の全体資産の半分は預金となっています。

この10年で株価は3倍以上、自社株買いや配当支払いも過去最高を記録する中、株式などの投資をやらない一般人は情弱だとも言われて来ました。

しかし、新型コロナウイルスによって世界株式がリーマンショック以上の暴落に陥り、円高に推移する殺人相場を目の当たりにすれば「預金は最強」と言わざるを得ないのも分かります。

この10年は指を咥えて金持ちが金持ちになる場面ばかり眺めている一般人は、コロナの暴落相場で彼らに勝ったわけである。

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とはいえ、一時的には預金者が勝利したかもしれませんが、歴史的に見れば株式投資はどんな暴落が訪れようとすべてのアセットでダントツのパフォーマンスを挙げています。

たとえば、「すべての投資家が学ぶべき新しい事実」と、ウォーレン・バフェットが大絶賛したジェレミー・シーゲルの著書「株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす」では、株式投資がいかに最強であるかを説いています。

シーゲル氏は過去200年間を期間として、株式、長期米国債、短期米国債、ゴールド、ドルを対象に、インフレ調整後のトータルリターンの推移を累計ベースで調査しました。

これには、キャピタルゲイン、配当金、利息を含みます。

1802年に1ドルを株式、長期米国債、短期米国債、ゴールド、ドル、それぞれに投資したと仮定して、2003年には一体いくらになっているかを調査した結果、見事なまでに、株式が顕著な結果を叩き出しているわけです。

株式:597,485ドル
長期国債:1,072ドル
短期国債:301ドル
ゴールド:1.39ドル
ドル:0.07ドル

預金ではインフレの影響を受け、価値が目減りしてしまうことが分かります。

長期的な資産形成を行うのであればやはり投資は必須だし、預金大好き日本人にとって、コロナによる相場急落はこの上ない参入チャンスと言えます。

株式市場もコロナ以前まで全然回復してないしな

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