本日、日経平均が年初来高値を更新し20,230円で取引を終えました。前日から162円高です。一時は250円を超えて上昇しました。昨夜にNYダウとS&P500が至上最高値を更新したことと、ドル円が1ドル111円台後半と円安に向かったことで機関投資家による大口買いが入ったことが要因です。

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2015年からの日経平均チャートです。アベノミクス最高潮であった2015年8月11日の20,946円を超えてくる勢いを感じます。当時の状況と大きく異なるところは、企業の業績が当時よりはるかに堅調なことです。

2015年後半~2016年後半にかけて多数の外的要因ショック(中国ショック、原油ショック、ブレグジット、トランプショックなど)で2016年6月24日には100円を割り込むまで円高が続き、輸出中心の日本企業は苦戦を強いられました。

まさに「有事の円買い」がヒートアップした時期です。

そのため、2016年は業績下方修正が相次ぎましたが、深刻な状況に陥る企業は少なく、現在は企業が想定している為替レートより比較的円安の水準を維持していることから、本年度は上方修正を行う企業が増えるのではないかと想定されます。

各企業は円高にも耐えうる構造改革を推進していたのではないかと考えられます。

円安を後押しするのが米国の利上げです。利上げは金利上昇→ドル買い→ドル上昇のサイクルを作り出すため、相対的に円安となり企業収益を後押しすることでしょう。主要銘柄は軒並み割高圏にありますが、銀行株や不動産株は未だ出遅れ感がありますのでコツコツ拾っていくつもりです。

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メガバンクの代表格である三菱フィナンシャル・グループの最新チャートです。2015年の900円に到達するには150円以上の上昇余地が残されています。更に、日銀のマイナス金利政策の方向転換が実現した場合の上昇率を考えると理論株価1,561円を優に超えてくるのではないかと考えられます。

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