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米スターバックスが世界的に流行している植物由来の食材活用を推進することを発表しました。

エスプレッソ、コールドブリュー、フードなど、幅広い商品に適用することとしています。

そして、今回の改革の第一手として、植物由来の人工肉を使ったサンドイッチ「Impossible Breakfast Sandwich」の販売がアメリカでスタートしています。

このサンドイッチは植物由来の人工肉「Impossible Meat」のソーセージと、平飼いのニワトリが生んだ卵を使った目玉焼き、熟成チェダーチーズをチャバッタで挟んだもので、価格は5ドル前後です。

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Impossible Meatはバイオテックスタートアップ「Impossible Foods」の商品ですが、話題のBeyond Meatとは別メーカーです。

しかし、いずれも100%植物原料の人工肉としてシェアが広がり続けています。

なお、Impossible Foodsは昨年3億ドルもの資金調達を実施しており、GoogleやUBS、そしてビルゲイツも参加していることで話題を呼びました。

結果的に7億5000万ドル以上もの調達に成功したImpossible Foodsのバリュエーションは、既に20億ドルに達するとアナリストにより弾き出されています。

ただ、IPOは未実施であるため投資家が株を買うことは出来ないのが残念なところですが、競合のBeyond Meatは昨年に株式上場を果たしていることから、Impossible Foodsも後に続く可能性が高いでしょう。

今すぐに人工肉市場に投資したいのであればImpossible Foodsの上場を待たずにBeyond Meatに投資しておくことをオススメします。

人工肉市場はヴィーガンの枠を超え、健康志向が強まる一般層までに支持を広げているだけではなく、肉を食べられない宗派の人々まで広がる可能性を秘めています。

たとえば、ユダヤ教のコーシャ認証、イスラム教のハラール認証もされていることも特徴の一つで、これらの数億もの人々が日常的に人工肉を食べる日が到来すれば、株価は天文学的に膨れ上がるでしょう。

次世代のGAFAMは人工肉になるかもしれんね…

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クリーンミート 培養肉が世界を変える
ポール・シャピロ
日経BP
2020-01-09