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沖縄県石垣市議会が尖閣諸島の住所地の字名を「登野城」から「登野城尖閣」に変更すると議決したことで、中国と台湾が激しく反発しています。

両国は日本に「遺憾の意」を表明し、何かしらの報復を行うことも視野に入れているとの通告をしています。

中国は尖閣沖に毎日のように公船などを送り込んで侵入を繰り返しているので、もはや日常風景と化していますが、なぜ親日国と言われている台湾まで尖閣諸島の領有権を主張するのでしょうか?

そもそも、尖閣諸島とは沖縄から南西に位置する小さな島の集合体で、石垣島から170km、台湾から150km、中国から330kmのところに位置します。

1885年には沖縄県を通じて現地調査を幾度も日本側が実施しており、無人島であることだけでなく、清国を含むいずれの国にも属していない土地であることを確認した上で、1895年に沖縄県に編入した歴史があります。

つまり、遥か100年以上前から日本は尖閣諸島を国際法で認められた領有権取得のプロセスを経た上で領土にしており、少なくとも中国や台湾のものでは無い。

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中国や台湾が領有権を主張するようになったのはつい最近の出来事で、1970年あたりのことです。

1968年に尖閣諸島周辺の東シナ海の大陸棚で「石油が埋蔵されている可能性がある」との調査結果が出ました。

その推定量は実に1000億バレル以上で、産油国であるイラクの埋蔵量に匹敵するボリュームです。

以降、中国や台湾は突然尖閣諸島の領有権を主張しだした、というわけです。

そもそも、歴史を紐解いてみると、台湾は中華民国の領土じゃなくて亡命地です。

中華民国自体が中国大陸から「自分の領土じゃない台湾」に逃げ込んだ亡命政府であり、亡命政府はいかなる土地に対してすら「領有権」を持ちません。

尖閣諸島はもちろんのこと、台湾本島も澎湖諸島も中華民国の領土ではなく、唯一持っているのはGHQの一般命令第1号で割り当てられた占領権という施政権だけでです。
 
この命令は大日本帝国の統治範囲を分割占領する命令で、台湾でやってる「選挙」も領有権とは全く関係ありません。

しかしながら、彼らはそんな国際ルールはお構いなしで「石油目当て」で日本の正式な領土を横取りしようと企んでいる。

いくら親日だとしても「カネの魔力」には必ず負ける。

しかし金が絡めば人の心すら簡単に豹変するいい例だなぁ・・・

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