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時計の本場と言えばスイスで、ロレックス 、パテックフィリップ、オーデマピゲ 、オメガなどの高級ブランドを輩出しています。

スイスの時計産業の始まりは16世紀まで遡ります。

この頃は宗教革命の時代で、高い技術力を持った新教徒の時計職人が弾圧されたことで、多数の職人がスイスに亡命しました。

また、スイスでは水や空気が綺麗で時計作りに適したこともあり、時計産業が花開いたのです。

長い時代、世界中の人々は品質の高いスイスの時計を身に付けることが常識になり、いつしか「確かな歴史と品質」に裏付けされた高級ブランドがいくつも輩出するにまで育ったわけです。

しかしながら、そんな時計文化もITの技術革新によって崩壊の危機に瀕しています。

ITの黒船AppleがApple Watchで時計業界に殴り込みをかけた結果、スイス全体の時計販売数を大幅に上回り、伝統のスイス企業がスマートウォッチ戦争に敗北しつつあるのです。

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たとえば、調査会社Strategy Analyticsの推計によると、去年Appleが全世界で出荷したApple Watchは3070万本でした。

一方、スイス全体の時計ブランドの合計出荷本数は2000万本で、Apple Watchが圧勝という結果になりました。

特筆すべきはApple Watchの「伸び幅」で、一昨年の2000万本から40%近く増加したことです。

スイス全体では逆に10%以上も「減少」したので、これは実質的なAppleへの敗北を意味します。

とはいえ、今でこそ市場を席巻したApple Watchは2015年発売当初は散々な売れ行きで、評価もそれほど高くありませんでした。

他の中韓メーカーが既にスマートウォッチ市場に参入し、シェアを獲得していたためで、Appleは遅きに失した感は否めず、ティム・クックの戦略ミスとまで言われていたのです。

しかし、ここ最近では日本だけを見ても街や会社、取引先で身に付けている人を見かけることが大変多くなり、時計をしない若者でさえ「オシャレ」として高いお金を出して買う傾向が強いです。

当時躍進していた中韓メーカーのシェアは完全に陥落しており、スマートウォッチを含めた市場はAppleが独占してしまったのだ。

Apple Watchは新参者でありながらも、名実ともに時計市場で圧倒的なNo.1ブランドまで上り詰め、人々の生活を根底から変えてしまったのである。

なお、Appleの決算からApple Watchの売り上げが占める割合が分からないのがもどかしいが、屋台骨となりつつあるのは売上本数から見ても確かだろう。

しかし時計不要論を唱えていた若者まで夢中にさせたAppleは評価されるべきだろうな・・・

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