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アフターコロナでは現金はオワコン化し、キャッシュレス決済が主流になります。

衛生微生物研究センターの調査によれば、市場に出回っている紙幣や硬貨は不特定多数の人が直接触れることから、無数のウイルスや細菌が付着している場合があると警告しています。

VISAの日本法人が実施した「現金の清潔度に関する意識調査」によれば、現金は汚いと答えた人が80.3%に上りました。

さらに、利用した後に手を洗いたいと思う割合を調べたところ、現金が52.6%に上りました。

現金が汚いと思う人に「汚いと思う理由」を訪ねてみたところ、寄せられた声で最も多かったのが「どこの誰が触ったかわからない」「菌が付着してそう」「洗ってなくて不潔」との回答が多かった。

現金を使うだけで新型コロナウイルスにかかる可能性が高まることから、これまで以上にキャッシュレスは推進され、VISAなどのクレジットカードが使われることを意味します。

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とはいえ、クレジットカードにもデメリットがありました。

それはカードという形式上、レジ会計する時に店員が触れることが避けられないという点です。

しかし、VISAはコロナ前からとある新機能をプラスすることでこの問題を解決しています。

それが非接触決済で、レジ端末にかざすだけで会計が完了します。

Wi-Fiのような扇型のマークがカードに搭載されているカードが対象で、今後はこの機能が一般的になります。

とはいえ、この新機能はVISAには以前から搭載されていたものの、レジ側に機能がなければ使えない宝の持ち腐れでもあり、特にキャッシュレスが遅れていた日本での普及は絶望的でした。

しかしながら、コロナの影響でセブンイレブンやローソンなどの大手コンビニチェーンが全店で導入する動きを見せていることで、日本でも非接触決済が標準化するでしょう。

VISA以外にもMasterCard、アメックスの非接触決済に対応しており、クレジットカードの決済額は今まで以上に増加するでしょう。

アフターコロナの決済市場は、またもや米企業の独壇場となりつつあるようです。

なお、VISAの株価はコロナショックによって40%近く暴落しましたが、世界的にコロナが収束して来たことから再び消費が活発になるとして元値を取り戻す勢いで急上昇しています。

割高な手数料を差し引いてもVISAが覇権になるだろう…

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VISAのトップブランド戦略
岩田 昭男
東洋経済新報社
2003-11T