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トランプ大統領が苦境に立たされています。

米中貿易戦争が激化するに連れ、アメリカファーストを全面にプッシュして支持率を上げてきたトランプ大統領でしたが、新型コロナウイルス対策が全て行き当たりばったりだったこと、黒人男性のジョージ・フロイド氏がミネアポリスで警官によって死亡した事件によって、支持率が急激に下がっているのです。

CNNの調査によれば、現在のトランプ大統領の支持率は38%、不支持率は57%で逆転している状況です。

そもそも、トランプ大統領は昔から差別的発言で白人至上主義を貫くスタンスを継続して来ました。

たとえば、昨年には白人ではない米女性議員に「国に帰っては?」と発言したり、著名な活動家には「彼は白人や警官を憎んでいる」と非難していました。

2020年の大統領選に向けて白人層の支持固めを優先していたトランプ大統領は、再選確実と言われた状況から急転直下で今までの戦略が仇となりつつある。

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大統領選ではバイデン氏がコロナと黒人差別問題で優勢となっており、選挙では55%が彼に投票すると回答したとの世論アンケート結果もあります。

トランプ大統領が落選した場合、少なからず経済的悪影響があると考える人もいるはずです。

というのも、トランプ大統領は今までの大統領とは異なり民間企業から成り上がった唯一の大統領で、何よりも経済成長を第一に政策を実行していたからです。

歴史的な減税、記録的な規制緩和を進めたことで、米株価は史上最高値を更新、失業率は半世紀ぶりの低水準まで低下していました。

トランプが落選した場合はこれらの政策は全てリセットされ、バイデン氏の新たな政策に委ねられることになります。

ただし、トランプ大統領のライバルが非現実主義者のサンダース氏ではなくバイデン氏であることはアメリカにとって朗報です。

彼は現実主義者であり、経済政策に至ってはトランプ大統領と同様に企業や労働者に配慮した政策を行うことを表明しています。

彼は前大統領のオバマ氏の後継者を自認していることから、基本的にはオバマ時代の政策を踏襲することになるでしょう。

オバマ氏の任期は2009年から2017年でしたが、この間もアメリカ経済は成長し、株価も史上最高値を更新し続けたので、バイデン氏が当選しても経済に影響は出ないでしょう。

懸念点を挙げるならば、オバマ氏は親中派だったことから対中国政策に弱腰になる可能性が指摘されていること、国民皆保険の推進でユナイテッドヘルスなどの業種に影響が出ることです。

トランプとバイデンだったらどっちが大統領になっても株価は上がりそうだな…

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