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SBGが先日発表した2020年3月期決算は純損益が9615億円の巨額赤字に陥りました。

携帯事業は堅実な利益を挙げていましたが、孫正義氏がお熱になっていたSVFの投資先が軒並み不振で、株価が暴落したためです。

孫正義氏はSVFで現在投資している88社の中で15社が倒産する可能性が高いことを示唆し、その中でもWeWorkへの投資は失敗だったと発言しています。

当然、このままではSBGの倒産は不可避のため、孫正義氏は唯一投資で成功した虎の子アリババ株を手放すことで1兆5000億円程度現金化し、倒産ピンチを乗り切るつもりのようです。

傘下の携帯事業ソフトバンク株やスプリント株も売却も検討しており、文字通り「切り売り」が進んでいます。

さらにはSVFの従業員10%をリストラすることが分かっており、今後はSBG全体に波及することは免れないでしょう。

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そもそも、SBGは孫氏の「目利き」によって、アリババやARM、スプリントなどの有望企業に投資することで多額の利益を生み出してきました。

孫氏は「会ってすぐ信用した。会って5分で投資を決めた」との伝説の決まり文句がありますが、WeWorkも同じように孫氏のシンパシーに頼り投資を決めていました。

しかし、結果はWeWork単体でも7,000億円に上る大赤字に陥り、今までコツコツ積み上げてきた利益が一気に溶けた。

そして、コロナが追い討ちとなって投資先のほとんどが不振となり、紙切れとなる企業までで始めた。

堅実に携帯事業に専念していれば、コロナが逆に追い風となって赤字どころか大幅黒字で着地するはずでしたが、孫氏が好き放題やったせいでSBGは倒産寸前まで追い込まれている。

アイフルやアコムからカネを借りて株に投資している人がいたとしたら、完全に危ないヤツだと思われるのが普通です。

孫氏もやっていることは一緒で、銀行から巨額のカネを借りて好き勝手に投資して大赤字を出しており、破産寸前になっている。

ギャンブルの最後には大損して終わるという典型的な道をSBGは辿っている。

孫正義が築き上げた帝国は今まさに崩れ去ろうとしています。

欲を出さないで携帯事業に専念していればよかったのに・・・

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孫正義 事業家の精神
井上篤夫
日経BP
2019-12-21