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水道水を飲める国はどれだけあるでしょうか?

蛇口を捻って出てきた水をそのまま飲める国は世界で15ヵ国だけで、ほとんどの国の水道水は飲むことが出来ません。

たとえば、アジア諸国で水道水が安全に飲めるのは、日本とアラブ首長国連邦だけです。

海外では遥か昔からミネラルウォーターが普及していましたが、それは生きていくために必要だったためで、決して意識が高いから買っているわけではないのです。

しかし、近年では日本でもミネラルウォーター需要が拡大しており、6年連続で成長している市場になっています。

エビアンやボルヴィック、クリスタルガイザーなどわざわざ海外から輸入した商品が売れ筋となっており、日本の水は飲まれない傾向が顕著になりつつあります。

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日本でも特に若い人は幼少期からミネラルウォーターで過ごして来た人も多く、水道水を飲むことに抵抗感を覚え、生理的に受け付けないと感じる人も少なくはありません。

ただ、実際のところミネラルウォーターは水道水より安全基準が低いし、価格も水道水よりも高額なので、日本に住んでいるのであれば普通に水道水を飲んで暮らした方がいいでしょう。

まず、安全基準ですが水道水とミネラルウォーターでは基準となる法律が異なります。

水道水の安全基準は水道法で厳格に定められており、細菌の有無や成分基準値について51ものチェック項目をクリアしなければなりません。

一方、ミネラルウォーターは食品衛生法が適用されていることから、たったの14項目で検査が済んでしまうこともあります。

次に値段ですが、住んでいる地域にもよりますが水道水なら大体1リットルあたり0.1~0.2円程度に納まるところがほとんどで、対してお金がかからず経済的です。

伊藤園の公式ページを眺めると、エビアンは330mlが希望小売価格が107円(税別)と書いてありますので、水道水と比べて1リットルあたり3000倍もの値段の差が生まれるというわけです。

この事実を知れば、わざわざミネラルウォーターを買って生活するのはただの情弱バカか意識高い系のやることで、普通に水道水を飲んで暮らした方が合理的であることが分かるわけです。

お金を少しでも貯めたいと考えるのであれば、今すぐミネラルウォーターを買うことをやめてください。

日本の水道水は世界一安全で世界一低コストなことを知らない人が多すぎるな

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ミネラルウォーターの処方箋
藤田 紘一郎
日東書院本社
2007-06-29