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航空産業は壊滅的なダメージを受けており、国際航空運送協会によれば今年1年間における世界の航空会社の旅客収益は3140億ドル(前年比55%減)まで減少する試算を弾きだしました。

また、4月上旬の時点で世界各地で運航された航空便の本数は、去年と比較して80%減となっています。

デルタ航空の最新決算は売上高が90%減で5年ぶりの赤字を計上するなどの、大手航空会社の株価はわずか1ヶ月足らずで2分の1以下にまで暴落しました。

そんな中、W・バフェットがコロナショックで買い増し対象に選んだ銘柄はまさに渦中にいる航空株で、既に大株主であったデルタ航空でしたが、突如として一部株式を売却していたことが判明したのです。

投資家は株主総会で真意が語られると期待していたわけですが、今月2日に開かれたバークシャーの総会でW・バフェットは一部どころか「全ての航空株」を売却していたことを語ったのです。

コロナが収束したとしても乗客は飛行機に戻らず「世界は変わる」との持論を繰り広げ、買い増しは間違いだったとの発言まで飛び出したのです。

W・バフェットの指摘は正しく、今までグローバル社会だと大声で叫んでいた人は消え、コロナと共存する未来は3密を避けて暮らす世界になる。

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W・バフェットはここ数年で、アップルやアマゾンなどのハイテク株の購入を積極的に進めていますが、おそらく今後はハイテク株中心にポートフォリオを構築するものと考えられます。

というのも、コロナを契機にオワコン化しそうなのは物理的な人の移動で、国境なき世界のような思想は変わるためです。

仕事もコロナが収束してもテレワークが主流になり、通勤しないサラリーマンが増加します。

映画はネット配信が主流になり、映画館にいかないカップルや家族が増加します。

コロナによって、これからの時代は家で過ごすことが重視される考えにシフトするのは当然で、インターネット企業は過去類を見ない果実を手にすることになります。

今現在コロナの影響を受けて致命的に暴落しているのは、NYダウ構成銘柄ボーイングやエクソンモービルですが、これはW・バフェットの言う「世界は変わる」を確実に予知しています。

これらの時代遅れの銘柄は早晩除外され、アマゾンやグーグルなどのハイテク銘柄が新規採用される。

戦争、金融危機、原油ショックでも絶対に減配しなかったロイヤルダッチシェルが80年ぶりに減配を発表したように、コロナによって世界の常識は変わったことを投資家は認識しなければならない。

コロナで世界が一変したのは確か!日本でもハンコ不要説が経団連から出たくらいだし

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