PB060139_R
銀行から借金をして株を買うSBG

アイフルやプロミスでキャッシングを繰り返し、株を買っている個人投資家がいたら頭がおかしいと誰もが思うでしょう。

それを実践しているのがSBG率いる孫正義氏で、銀行から大量に借り入れたカネで世界中の株を買っている。

さて、SBGが2020年3月期の業績予想を発表しましたが、損益が1兆3,500億円の大赤字になる見通しであることが分かりました。

要因はソフトバンクビジョンファンド(SVF)が保有している銘柄が、新型コロナウイルスによる大暴落によって評価益を大きく毀損してしまったためです。

数年も前から、SBGはもはやただの携帯電話会社ではなく、投資ファンド会社に変貌を遂げ、銀行から莫大な借金をして海外企業の株を買い漁っていました。

代表的なところでは中国の最大EC会社のアリババ、イギリスのロボティクス会社のアーム、アメリカの通信会社のスプリント、配車サービスのUberなどに出資や買収を行い話題をさらいました。

昨年の四半期決算は純利益が1兆円を突破し、これはトヨタを凌ぐ日本企業で最大となるまでになった。

SPONSORED LINK


576fc93a
1兆円の利益は絵に描いた餅だった

孫正義は天性の投資の腕から「第2のW・バフェット」と呼ばれるようになりましたが、バフェットと異なるのは孫正義氏はIT企業にしか投資しない点です。

なぜIT企業なのか?と言えば、ITというのはこれから人々の生活に深く密接し、今後数十年は確実に成長を続けるセクターであるためです。

「どの分野でビジネスをするかで将来の半分は決まる」

「まず登る山を決めろ」

儲からない、衰退産業に注力したところで、ビジネスとして何の旨味もないことを彼は知っているのだ。

しかし、そんな無敵に見えたSBGもついに化けの皮が剥がれてしまった。

SBGの1兆円の利益は、SVFが保有する株の「含み益」の評価であって確定利益ではなかったため、暴落によって1兆円の利益は本年度はそっくりそのまま1兆円の赤字に変化してしまう。

携帯事業を切り離して株を売り払ってしまったSBGは、以前よりも安定したインカムが入らないため、博打で出した損を回収出来ない。

なお、SBGと同じく四半期利益が1兆円を超えるトヨタは「確定利益」であるために、新柄コロナウイルスによって大打撃を喰らっているが、昨年確保したトヨタのお財布からは1円足りとも減ることはない。

SBGの利益は絵に描いた餅だったため、いざ相場が暴落したら秒速で大赤字となった。

個人投資家がアイフルで借金して株を買ったらおかしいのと一緒

SPONSORED LINK


孫正義 事業家の精神
井上篤夫
日経BP
2019-12-21