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有名タレントとコラボし、知名度アップに躍起となるシスコ

CiscoSystems(シスコ)はネットワーク機器大手ですが、一般層にはほとんど知られていません。

というのも、ほぼ100%が法人向けビジネスであり、扱う製品もネットサービスというよりネットを支えるインフラなので、普段生活しているだけではほとんど気付くことはないためです。

しかしながら、PCやスマホでインターネットを利用する場合、ほぼ100%シスコ製品のルータなどを経由しているので、人々は知らず知らずのうちにヘビロテしていることになります。

さて、シスコは知名度を上げることを目下の課題としており、東京オリンピックのオフィシャルパートナーになってから日本でテレビCMを流し始めたことは記憶に新しい。

当初は選手を起用したストーリーで、最後に「Cisco」とのブランドロゴが表示されるだけだったが、最近はちょっとテイストが変わった。

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性能では圧倒だが、知名度ではボロ負けしてるシスコ

というのも、シスコは有名タレントの渡辺直美氏を起用して、主にWebexをテレワークのソリューションとしてアピールし出したからだ。

テレワークのコミュニケーションツールとしては、MicrosoftのTeams、そしてZoomが2大巨頭となっており、シスコは出遅れている感が否めません。

MicrosoftはO365で標準搭載されている強みや、Zoomは他社と比べて価格が安いことが支持されています(Zoomも積極的なCM放映を始めている)。

しかし、シスコの場合は価格がそれなりで、イチから導入する設計なので普及率があまり良くなかった。

とはいえ、性能を比較すると圧倒的にシスコに軍配が上がります。

シスコのホームページでは性能比較表が公式に掲載されており、会議のキャパシティはWebexが1000以上、Zoomが500、Teamsが250です。

また、WebcastのキャパシティはWebexが40000以上、ZoomとTeamsが10000で、シスコが圧勝しています。

そもそも、テレワークツールにおけるシスコの最大のライバルはZoomで、Zoomの創業者エリック・S・ヤンはもともとシスコ出身で、Webex開発のエンジニアリング担当副社長でもありました。

シスコからしたら、技術が盗まれた上に、格安を売りにシェアを広げたZoomはまさに目の上のタンコブで、どうしても排除しなければならない相手と捉えています。

ZOOMは最近セキュリティ事故起こして評判さげてたね

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