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女性が管理職になるケースは年々増加傾向にある 

国際労働機関(ILO)は、管理職に占める女性の割合が日本は少なすぎるとして、「女性の昇進機会や男女平等を実現するために積極的な改正や政策が必要だ」と指摘しています。

彼らの報告書によれば、世界全体では管理職に占める女性の割合は27%なのに対して、日本はわずか12%しかいませんでした。

先進国と比べるとその差はさらに絶望的で、企業の課長以上や管理的公務員を指す「管理的職業従事者」に占める女性比率はアメリカが43%、フランスは39%で高水準をマークしています。

つまり、日本は先進国であるにも関わらず、女性の管理職の割合が新興国以下であることが露呈しており、早急な対策が求められています。

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女性の社会進出は緩やかに達成されている 

そもそも、なぜ日本がここまで遅れているのかと言えば、やはり昭和の時代にはびこっていた「男は仕事、女は家庭」という価値観があったためです。

そのため、女性は結婚したら会社を辞めるのは当たり前だったし、女性が管理職になるケースは独身をあえて貫くような人でしかいませんでした。

しかし、当時は今以上の男社会です。

女性が出世するには男性の2倍以上の成果を出さねば認めてもらうことは出来ず、死ぬ物狂いで働く必要がありました。

そのため、昔に管理職となった女性は男性より優秀な人が多い傾向にあることは間違いありません。

とはいえ、最近では働き方改革によって女性の社会進出も政府主導で積極的に促しています。

結婚しても、子どもが出来ても、基本的には女性はそのまま働き続けられるような社会作りを目指し、企業側も保育所を併設したり、育休を積極的に取らせたり、社会全体で女性をサポートし始めています。

その結果、管理職ではないものの、全就業者に占める女性の割合はアメリカが46%、フランスが47%であるのに比べ、日本は42%とそれほど大きく変わらない水準まで上昇しているのです。

そもそも、世界の2分の1は女性です。

女性視点に立ったビジネス推進は企業側にもメリットがあり、今後は日本でも女性の管理職は増えるでしょう。

国会議員ももう少し女性が多くて良いと思うわ

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