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2019年度末の運用成績は+75.2兆円

年金運用機構(GPIF)の2020年1月〜3月の運用実績が17兆円前後の赤字になる見通しだと共同通信が報道しました。

新型コロナウイルスによる株価大暴落によって、国内外の保有資産が毀損されたことで、四半期ベースでは過去最大となるとのこと。

なお、共同通信はGPIFが株式比率を上げたことに対しても言及しており、リスクが高い運用は避けるべきとも指摘している。

これまで債券中心で運用していたGPIFは、第二次安倍政権から株式比率を高くしたことで、リスクが膨らみ損失が拡大したと攻撃されたわけです。

しかし、GPIFが発表している2019年度末の運用成績は+75.2兆円で、仮に17兆円のマイナスが出ても60兆円弱の利益があるので、全く赤字にはならない。

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バランス良く分散投資することは投資のキホン

共同通信などのマスコミは決まって「赤字」だったり「損失」という言葉を持ち出して煽り記事を書くものですが、それは今までの含み益が減った程度で、赤字でも無ければ損失でもありません。

現にGPIFは市場運用開始以来、2008年のリーマンショックの時期を含めても、平均収益率は年率+3.23%の好成績を収めています。

つまり、GPIFは過去1度も赤字や損失を出したことが無いのですが、マスコミは前年度と比較して評価額が減っていることを「赤字」や「損失」と表現して捏造していたというわけ。

しかし、反対に評価額が上がった時はマスコミは一切報道をしないので、勉強不足のバカな国民は未だにGPIFは大きな損失を出していると思い込んでいる。

そもそも、公的機関が株式で運用するのは、資本主義発祥のアメリカでは当たり前の話で、大学、年金、政府機関などの多くが実施しています。

長い歴史の中で、株式は常に安定した好成績を収めているのですが、反対に預金をしているだけではそれこそ目減りしてしまっていました。

ただでさえ、少子化の日本で目減りする愚策を取っていれば、それこそ批判される的になっていたでしょう。

今後、GPIFが損失を出す可能性は、限りなくゼロです。

彼らのポートフォリオを見ればわかりますが、超大型株を中心に人々の生活に根付いた世界企業ばかりに分散投資されていることが分かります。


これらの企業が倒産なんてことになれば、そもそも年金以前に世界経済が崩壊しているので、損を出すことなどほぼあり得ないためです。

さらに、GPIFは世界一の運用資産があり、その巨額の資金を世界企業に投資しているため、それらの企業が稼ぎ出す配当金だけでも、毎年想像を絶する利益を生むことが出来る。

そのため、たとえこの先一切株価が上がらなかったと仮定しても、毎年とんでもないカネがGPIFには転がり込んでくる。

そもそもGPIFはリーマンを乗り越えて資産増やし続けてるからな

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GPIF 世界最大の機関投資家
小幡 績
東洋経済新報社
2014-07-04