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マスク5枚で散髪してもらえる韓国

新型コロナウイルスが感染拡大の一途を辿る中、世界的に需要が逼迫しているのがマスクです。

日本ではメルカリで10倍もの値で売買されていたり、転売が法律で禁止されても朝からドラッグストアに行列を作るジジババの手によって買い占めが起こっていたり、未だにマスクが手に入らない人が多い状態が続いています。

お隣の韓国でもマスク不足は深刻で、マスクはもはや通貨代わりとして使われていることがアジアで話題となっています。

たとえば、大田市内のある酔い覚ましスープ店では、KF80やKF94という規格のマスク3枚とスープを交換することができ、釜山市内のある理髪店ではマスク5枚で散髪してもらえるそうです。

ネットでは「マスク10枚でサムスンのスマホと交換したい」「700枚あるけど大統領の職に就ける?」などの声が上がり、また「交換交換で細菌だらけになるからやめた方が良い」との冷静な声も。

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インドで突如使えるお札が切り替わり旧札は無価値に

そもそも、マスクの価値が高くなり、通貨として機能している理由は「希少性がある」ことと「信用がある」ことの2つです。

これは安全資産のゴールド(金)と、デジタルゴールドのビットコインも同じ原理で、数が限られていることとみんなが価値があると思い込んでいるから信用が付き、値段が上がり続けています。

考えてみれば、私たちが普段何気なく使っている10,000円札も、よくよく見てみるとただの紙切れに10,000と書かれているだけで、価値があるのは不思議です。

そもそも、お金とは「信用を数値化」したもので、たとえば日本のお札は日銀や政府がその価値を保証しているからこそ10,000円札は10,000円の価値があります。

逆に、日銀や政府が信用しなければ諭吉であろうと1円の価値も付かないゴミと化し、うまい棒1本すら買えません。

こんな話があります。

2016年11月にインド政府が突然、今まで流通していた高額紙幣の1,000ルピー札と500ルピー札の廃止を宣言しました。

この政策はマネーロンダリング防止のために極秘に準備され、突然発表されたのですが、あまりにも突然だったためにインド全土が大混乱に陥りました。

インド経済は一瞬にしてストップ、市内の店は全部閉店、銀行には取り付け騒ぎレベルの行列ができました。

つまり、お金に価値があるのは信用があるためで、信用が崩れ去ればあっという間に無価値になります。

マスクが通貨として機能するのも、新型コロナウイルスを防止出来ると人々が考え、信用しているからであって、コロナが予防出来ないと解ればあっという間に価値は暴落します。

中国ではマスクを賭けたギャンブルが流行ってたな

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