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繁忙期に残業しないのは無理ゲー 

一般的に、3月、4月、5月は残業しない方が良いと言われることがあります。

その理由は、これらの月に残業するとその年の9月から1年間、健康保険料が高くなるためです。

健康保険法によれば、労働者が給料を受け取る際の「その全ての金額」を元に保険料を決めると明記されているため、残業が多くなれば保険料が跳ね上がるのです。

とはいえ、3月は年度末ということもあり残業が増えるのが普通だし、4月や5月は年度始めであるため、新たな職場や部署の仕事を覚えるために残業が増えることが往々にして多くあります。

そのため、この健康保険法はより多くの保険料を納めさせるための「意図的なルール」となっている可能性は高く、サラリーマンはより搾取されているというわけです。

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一時的に年収が下がるが、長期目線では得する場合も 

とはいえ、デメリットばかりではありません。

なぜなら、保険料をたくさん納めているということは、貰える給付金も増えるというメリットがあるためです。

たとえば、生きていれば病気もするし仕事中にケガをする可能性もあります。

その時に貰える傷病手当て金だったり、女性ならば妊娠や出産で仕事を休んだ時に貰える出産手当て金が増えるのです。

さらに、残業代を含めた給料が多いということは厚生年金も多く支払うことになるため、将来的に貰える年金が底上げするというメリットがあります。

つまり、3月、4月、5月に残業が多いと健康保険料が高額になることで、目先はデメリットばかりしか目に付かないわけですが、長期的には自分自身のメリットとして返って来ることになるのです。

そのため、この時期に無理矢理残業時間を減らそうと努力するのは不要です。

この時期にしっかり残業しておくことで、残業代を貰った上に保険料を納めておいた方が結果的にトクであると言えるでしょう。

繁忙期の残業は付き物だから残業ゼロは難しいかも

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