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楽器ケースにこのステッカーを貼ることが流行中

日産自動車がレバノンにいるカルロス・ゴーンを訴え、100億円の損害賠償を求める裁判を起こしました。

数々のゴーンの悪事によって、日産は損害を被ったと主張しているのです。

しかし、損害賠償は日産の株主が日産に対して求めた方が適切かもしれません。

というのも、日産株はこの1年で1,000円から500円台まで暴落し、株主はもはや息してない極限状態にいるからです。

日産株は暴落前から5%近くの高配当ということからNISA買い付けランキングで毎週TOP10の上位にランクインするほどの人気株で、「1,000万円持ってたら毎年50万円も貰えるね♪」などの皮算用をしている投資家が多かった。

しかしながら、ゴーンの不正が明るみになるとともに日産の腐った実態が次々と明らかになりブランドは失墜、昨年の4~6月期の決算で営業利益98.5%減というギャグのような大幅減益に陥り、配当も18.5円の大減配を発表したのです。

-----日産株を保有していた投資家は全員泡吹いて失神したw

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日産は株価暴落、配当減配になり個人投資家は致命傷を負った

考えてみれば、日本の高配当株は揃いも揃って今にも減配しそうな銘柄ばかりです。

たとえば、MUFGやみずほなどの銀行株、JXTGや出光などの石油株、キヤノンやJTなど、衰退産業のオールスターが勢ぞろいで、アベノミクスで日経平均が30年来の高値にあっても、これらの銘柄は低迷し続けています。

そのため、増配しなくとも株価が落ちていくので必然的に利回りが上昇し、高配当に「なってしまっている」状況が生まれているのである。

しかし、高配当というフィルターだけで銘柄を物色してしまうと、このような偽りの高配当が見抜けずに、日産自動車株のような惨事に直面することになります。

また、配当銘柄として個人投資家に大人気のキヤノンも昨今はスマホに押されてカメラが売れず、株価はリーマンショック時の水準まで低迷しています。

配当もタコ足になっており、いずれ減配の仕打ちを受けるは想像に難くありません。

高配当に投資する場合は「なぜ高配当なのか?」を考えるだけで、損失を防げることになるので、個人投資家は利回りだけを重視するのではなく、経済を知ることをオススメします。

たとえば、日産の例で言えばトヨタより儲けていないのに、トヨタより高配当なのは普通におかしいと思うはずです。

トヨタの配当利回りが3%台なのに、同業他社で格下である日産が5%以上出しているのは何か裏があって然るべきで、突き詰めると親会社ルノーへの上納金になっていただけでした。

配当が高いのは大きなリスクがはらんでいるからこそ高配当である銘柄が多いのが実態なので、まずは疑いの目を持つことが必要になります。

日本株は増配どころか無慈悲に減配するし最悪だわ

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