ソフトバンクG(SBG)が米投資会社エリオット・マネジメントに30億円分、3%の株を取得されました。
エリオットはSBGの株が世界で最も過小評価された企業の1つとコメントしており、市場ではSBGの見直し買いが入りSBG株は大幅上昇となりました。
とはいえ、エリオットは物いう株主、すなわちアクティビストとして知られており、このままSBG株を買い進めれば孫正義氏の独壇場だった構図が変化する可能性があります。
昨今のWeWorkや犬の散歩アプリ会社への投資失敗と立て続けに赤字を垂れ流したことを鑑みて、今後の投資戦略についてエリオットが介入することになるでしょう。
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SBGは孫氏の「目利き」によって、アリババやARM、スプリントなどの有望企業に投資することで多額の利益を生み出してきました。
孫氏は「会ってすぐ信用した。会って5分で投資を決めた」との伝説の決まり文句がありますが、WeWorkも同じように孫氏のシンパシーに頼り投資を決めたようです。
しかし、結果は7,000億円に上る大赤字に陥り、今までコツコツ積み上げてきた利益が一気に溶けた。
「FXでコツコツ利益を積み上げてきたが、気を大きくしたことで大胆なレバレッジをかけて大勝負、結果ドカンと負けてしまった」
あなたはこんな話をよく聞いたことがあると思います。
孫氏の失敗は、そんな巷に溢れたような典型的なギャンブル投資とどうしても重なり既視感を覚える。
SBGの懸念はまだあって、肝いりで始めたビジョンファンド第二弾に思うように資金が集まっておらず、予定額10兆円の半分以下との報道もあります。
第一弾はサウジアラビア政府系投資ファンドやアブダビの大手投資会社などの大口が出資してくれたが、孫氏の「目利き」に疑問を感じたことから第二弾は出資しない。
エリオットの介入といい、SBGは新たな試練を迎えていると言えよう。
一度の失敗でここまで損失が膨れ上がるとか怖すぎだろ
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