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墜落事故が相次いだボーイング737MAX

新型旅客機737MAXの墜落事故が相次いだことで、過去最大の窮地に立たされているボーイング。

一昨年のボーイングの通期決算は売上高1,000億ドル、純利益104億ドルと過去最高を叩き出したものの、737MAXの運行再開のめどが立たないことで売り上げが大きく低迷、さらには航空各社への補償などで去年の第2四半期は、初の最終赤字に転落しました。

株価も最高値440ドルから100ドル以上も叩き売りされる格好となり、NYダウが史上最高値を更新する中ボーイングはほとんど上昇していません。

さて、同社は737MAXに関する社員らのメールを公表したところ、世間から批判を浴びる格好となっています。

公開されたメールの記録は全部で100ページ以上にも上り、内容を眺めると「737MAXにあなたの家族を乗せたいと思うか?」などと言った内容で、ボーイング社員らは「この欠陥機に家族を?絶対に嫌だ!」「この飛行機はピエロが設計し、サルが監督している」「めちゃくちゃ貧弱なクソ設計」と信頼性に疑問を持つメールが複数存在していました。

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737MAXの墜落事故は世界に大きな衝撃を与えた

本来、ボーイングが公表することは自身らのマイナスになりかねないのですが、米議員の勧告によって公表せざるを得ない形になったそうです。

ちなみに、これらのメールは737MAXが本格的に運行する前の開発時によるものが多く、つまり社員らは墜落以前から欠陥性を認識していたことになる。

そもそも、737MAXの最大の欠陥はソフトウェアにあります。

トランプ米大統領が「航空機システムは複雑で、危険因子になる得る」とツイートしたことが話題となりましたが、航空機は年々複雑で高度なシステムに進化しています。

それ故に、高度なスキルを持ったエンジニアが開発し、気の遠くなるようなテスト工程を繰り返すことで安全性を担保し、初めて客を乗せて飛び立つことが可能となるわけです。

しかしながら、ボーイングはエアバスとの競争激化によってコスト削減を過剰に重視してしまったがために、品質をおざなりにしていまいました。

具体的には機体のコントロールを司るソフトウェアを、なんと時給9ドル(1,000円)のエンジニアに外注して開発させていたのです。

これら下請け企業の多くは、航空機に対するノウハウがないインド企業が中心で、しかも新卒エンジニアが中心になってプログラムを書いていたという。

WSJによれば、737MAXの補償額は2020年上半期は1兆6,000億円という途方もない額まで膨れ上がる可能性が高いと指摘しており、赤字拡大は避けられそうにありません。

ボーイングの株はさらに売られる可能性があります。

ANAは737MAX導入計画を変更してないんだよな・・・

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