201907031656_1
AMDは絶対王者インテルと既にシェアを逆転している

PCの「頭脳」に位置付けられるCPU市場で、かつて1強となっていたインテル(INTC)の優位性が揺らいでいます。

この背景にあるのが、世界的に好景気が続いたことで企業の設備投資が加速したことで、インテルのCPUが万年供給不足になったことです。

特にクラウドの流れも一段と加速したことで、インテルはシステムで利用するような利益率の高い高スペックなCPUの生産を優先し、個人向けCPUの生産の優先度を下げた。

結果、ハイエンドで高価格帯のモデルしか市場に流通しない事態に陥ったインテルは、個人向けCPU市場でシェアを落とし続けているのだ。

SPONSORED LINK


スクリーンショット 2020-01-03 12.43.36
AMDは2020年の大本命銘柄になる可能性

長年のライバルであるアドバンスド・マイクロ・デバイシズ(AMD)が猛烈に追い上げを見せており、株価は5年ですでに10倍の伸びを記録している。

個人PC向けに供給が乏しくなったインテルを見捨てて、ユーザーはこぞってAMDに乗り換えたのである。

どちらかと言えばAMDはインテルの二番煎じというイメージが拭えないメーカーであったものの、ここ最近は低価格なのに性能が良いと評判だ。

そもそも、CPUと言えばパソコンというイメージが強いが、サーバやアプライアンスなどの商用システムで使われているCPUはAMD製が多く、これは上記と同じくコスパが良いためです。

インテルはブランドイメージでコンシューマ市場に支持されていたわけですが、総本山であるこの市場までAMDに取られたとなれば、インテルにとってそれは強烈なインパクトをもたらしています。

また、半導体業界は米中貿易戦争の煽りを喰らい、アメリカのメーカーは痛手を被ると考えられていましたが、トランプ大統領が中国との第一弾の合意をすることが決定しており、半導体業界には追い風が吹き出した。

特にAMDには大きな恩恵を受けることは確実視されており、アナリストらはこぞって目標株価を引き上げている。

2020年の目玉銘柄はAMDになるかもしれない。

なお、AMD株を買うなら外国株の取り扱い銘柄No.1で取引手数料が安い「サクソバンク証券」で株を買って永久保有するのが最もオススメです。

サクソバンク証券の無料口座を開設する

ダウ採用銘柄にAMDがインテルに取って代わる日は近いかもな

SPONSORED LINK


インテル 世界で最も重要な会社の産業史
マイケル マローン
文藝春秋
2015-09-12