世界最大のスポーツ用品メーカーナイキ(NKE)の株価が堅調です。
先日発表された2019年9〜11月期の決算は、売上高が前年比10.2%増の103億ドル、純利益が同31.6%増の11億ドル、1株利益(EPS)が70セントと大幅な増収増益で、いずれもアナリスト予想を上回りました。
株価が過去最高値を更新し、いくらか利益確定売りも出ているが、この好決算であれば先行きも明るいでしょう。
特にナイキの追い風になったのが中国市場で、売上が2倍にも膨らみました。
数ヶ月前は米中貿易戦争の協議が決裂していた最中であったものの、中国人はナイキ商品を不買するのではなく、むしろ爆買いしていたのだ。
中国の売上増の引き金になったのは、中国の高級スニーカーの売買バブルです。
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「スニーカー取引は株などの投資と一緒だ」
中国人はスニーカー取引に夢中で、毎日にようにスマホ片手にスニーカー専用アプリで市場動向をチェックしています。
中には株式と全く同じように、リアルタイムの売買気配や、値動きを示すチャート、そして発売前のスニーカーを買える権利、すなわち先物取引まで可能というから驚きです。
スニーカー投資で最も熱狂的に売買されているのがナイキで、中には発売して間も無く数十倍にまで値段が膨れ上がるものもある。
たとえば、去年ナイキが数量限定で発売した復刻版のスニーカー「エア・ジョーダン1」は70倍近くまで高騰し、そしてすぐに売れてしまった。
元値が2万円近くの商品なので、スニーカー投資家は100万円の利益を得られたというわけだ。
中国でスニーカー投資が過熱した背景には、若者がオシャレに気を使うようになったことが大きい。
中国の学生は日本のように学校指定の制服を着ることが一般的で、足元でオシャレを競うようになった。
一般家庭が総じて豊かになったことで、学生もオシャレにお金を使えるようになったわけだ。
スニーカー投資家は中国で驚くほど増えており、この先5年はスニーカー投資は盛り上がりを見せると予想する投資家も多い。
中国のスニーカー売買市場は10億ドルを超える規模まで成長しており、ナイキなどの大手メーカーの追い風になるのはまず間違いないでしょう。
なお、ナイキ株を買うなら外国株の取り扱い銘柄No.1で取引手数料が安い「サクソバンク証券」で株を買って永久保有するのが最もオススメです。
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日本でもエアマックス狩りとか流行った時代があったけど最近聞かないね
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