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エヌビディア株が急回復した背景とは

米半導体大手エヌビディア(NVDA)の業績と株価が急回復しています。

そもそも、昔は誰も知らない企業と言われたほど無名企業だったエヌビディアは、2015年の株価はたった10ドルに過ぎませんでした。

しかし、仮想通貨が一大ムーブメントになってから、マイニング処理にエヌビディアの半導体が最適だとしてバカ売れし、同社の株価はわずか3年で300ドル近くまで急上昇したのです。

追い風になったAIや自動運転技術にも同社の半導体は不可欠だとして、需要先食いでガンガン株価は上昇した。

「一生一緒にエヌビディア」という流行語が作られたのもまさにその時で、この銘柄だけ持っていれば億り人になれるという楽観論が投資家の間に広がった。

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自動運転レベル3の実用化の道筋がつき始めた

しかし、夢は長く続きません。

2018年に仮想通貨ブームは一時終了、さらにAIや自動運転技術が早急に実用化される見込みが遠のいたことにより、エヌビディアの半導体は積み上がり、業績は右肩下がりで急降下したのです。

当然、株価も2分の1になるまで売り浴びせに遭い、「一生一緒にエヌビディア」と騒いでいた投資家は消え失せた。

とはいえ、この1年でトレンドが大きく変わりました。

まず、仮想通貨はオワコン化するどころか、世界情勢の悪化によって再びデジタル・ゴールドと言われるビットコインに人々が回帰したのです。

さらにはAIや自動運転も急速に発達し、特に自動運転は人手を必要としないレベル3を実現する道筋が見えて来たのだ。

エヌビディアの最新決算(2019年8-10月期)の売上高は30億1000万ドル、1株利益は1.78ドルとアナリスト予想を上回り、株価も1年前の130ドルから220ドルと大きな回復を見せています。

ITの進化は日進月歩と言われますが、エヌビディアはさらにその先を行ってしまったが故に、当時は期待先行で株価を上げ過ぎてしまいました。

しかしながら、今はやっと世間がエヌビディアに追い付いたとも考えられ、やっと実力に則した評価になったと言えそうです。

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エヌビディアは当時の300ドルを超えてくるかもね

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