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美味しいうどんを全面にアピールする手法に変えた 

うどんチェーン店である丸亀製麺を展開するトリドールHDの株価が連日の大幅高となっています。

先日発表された第2四半期が好決算で、通期予想も上方修正されたためです。

通期の売上高は前年比10%増の1,590億円、営業利益は前年比3倍の67億円に増額された格好です。

原動力となったのは看板チェーンである”丸亀製麺”で、好調な売れ行きが功を奏してトリドールの業績を押し上げました。

店に行くと分かりますが、丸亀製麺は開店からすでに多数の客で賑わい、お昼時にもなれば長蛇の列を作る超人気店になっています。

トリドールの足を引っ張っていたドン底時代と比較すると、奇跡的な復活と言えよう。

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丸亀製麺にUSJ仕込みの魔法をかけた森岡氏 

丸亀製麺に復活の”魔法”をかけたのは、低迷に喘いでいたUSJをV字回復に導いたマーケティングの鬼と知られる森岡毅氏の存在です。

森岡氏によれば、丸亀製麺に足りていなかったのはマーケティングだと言います。

味や価格はあり得ないほどの高クオリティなのに、まだ丸亀製麺を食べたことの無い層に全くアピール出来ていなかったのです。

たとえば、丸亀製麺は売上が落ちた時は単価の高いフェア商品でアピールを図っていましたが、これでは既存客への施策に留まり、うどんをあまり食べたがらない新規顧客にはアピールが出来ていなかったのです。

森岡氏は丸亀製麺のCM制作に関して「すべての店で、粉からつくる」というチェーン店ではあり得ない手間暇がかかった商品を提供していることを全面に押し出すようにした。

外食時にうどんを選ぶ人が少ない関東において、うどんをあえて外食で食べてみようという気持ちにさせることが重要だと踏んだのだ。

事実、丸亀製麺はチェーン店なのに関わらず、うどんのコシはしっかりしていて、味も濃厚でこれが290円で食べられるとは到底思えない美味しさである。

森岡氏は外食企業が陥る罠として、客単価を上げようと高価格のメニューを増やしたり、あるいは逆に価格を下げたり、1杯無料にするキャンペーンを打ったりして客数を増やそうとする小手先の企画は、ブランド価値を毀損するだけで何のトクにもならないと指摘します。

マクドナルドや吉野家が急回復を見せた背景には、ブランド価値を広く浸透することに成功したからで、双方の株価は過去最高値を更新し続けている。

トリドールの株価はブランド価値上昇で、再び4,000円に戻る可能性は高いでしょう。

丸亀製麺は安いのにガチで美味いからな

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