
アメリカでは日本のラーメンが一体いくらで売られているでしょうか?
日本でお馴染みの一蘭は、NYに出店するラーメン屋ですが、ここでは一杯2,000円以上するのです。
とはいえ、これはボッタクリでもなんでもなく、高騰する人件費と食材に対する正当な対価であり、利益率も日本とさほど変わらない。
そもそも、日本の物価は先進国の中でも桁外れで最低クラスで、気づいていないのは日本人だけという事実があります。
たとえば、少し前までは新興国扱いだった中国でも、ファーウェイの初任給は40万以上支払われますが、日本ではどんな大手企業に就職しようが横並びで20万ちょっとです。
アメリカでは順調にインフレを達成し、好景気に湧いている国なのに、ここ最近はトランプ政策で移民を排除しているので、人手不足に拍車がかかり人件費がとんでもない額まで上昇しています。
人件費は当然コストとして跳ね返ってくるので、商品価格に転嫁されます。
そのため、ラーメン1杯3,000円でもいいくらいで、アメリカの都市部で生活するには年収1,000万円あっても全然足りない。
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日本では一流店や老舗であってもランチなら1,000円だとか、お弁当ならワンコインで提供される夢のような国でしょう。
さらにチップ制度もないため、日本人は全然お金を使わなくても生きていけます。
とはいえ、薄利多売で売上を上げるのは至難の技で、ほとんどの企業が給料を上げる原資を捻出出来ずにいます。
つまり、日本人の給料が低いのは、「自らが給料を低いままにしている経済圏を作り出してしまったから」に他ならず、それは消費者となった時の自分自身が、安い価格ばかりを追い求めた結果とも言えます。
とあるハリウッド映画で、「俺の時給はたったの14ドル。これでどうやって生きろって言うんだ?」と立てこもり犯が涙ながらに訴えているシーンがありました。
日本で14ドルあれば、時給1,500円以上ですので、全然高給な部類に入るし、 他の人よりも少し贅沢が出来ます。
しかし、アメリカで時給14ドルで生きていくことは不可能で、時給1,000円未満で文句も言わずに働いている日本人は先進国から置いてけぼりを喰らっているのです。
しかし、アメリカで時給14ドルで生きていくことは不可能で、時給1,000円未満で文句も言わずに働いている日本人は先進国から置いてけぼりを喰らっているのです。
日本が延々とデフレを脱却できない背景には、安い賃金で労働者を長時間働かせることが可能だからであり、そしてそれを受け入れる労働者がいて、グルグルと負の連鎖を作り出している。
何かのアンケートで日本人はラーメン800円でも高いって回答がダントツだったな…
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