サラリーマンは知らぬうちに国から搾取されている
消費税増税で家計が火の車と騒がれる中、サラリーマンの給料から引かれる所得税も増税される見通しです。
日経新聞によれば、来年2020年からサラリーマンの必要経費にあたる「給与所得控除」の仕組みが改悪され、税金負担が重くなりやすくなります。
また、老後の生活資金となることが考慮されていることで、非課税枠が大きく優遇されている退職金についても、税制見直しが視野に入っていると言います。
消費税増税だけがフォーカスされる世の中ですが、その裏ではしっかり他の増税が進んでおり、一般庶民の生活はますます困窮することになる。
一方で、富裕層は税制20%固定スタイルは維持される見通しです。
サラリーマンの給料は最大55%税金で持っていかれますが、富裕層は給与所得ではなく配当や利子などが主な収入源であるため、いくら稼いでも20%の税金で済んでしまうのです。
さらには、給料は毎年増えることはありませんが、株主に支払われる配当は毎年のように増額しています。
東証1部上場企業の配当は今年8月時点で14.5兆円に達し、7年前から2倍増になっています。
アベノミクスでは庶民の給料は変わらないのに増税だけが進み実質所得は下がっていますが、富裕層は収入が2倍になったのに税金は20%しか取られず固定されたままなのです。
つまり、いくら死に物狂いで給料を上げようと、その分税金が引き上げ続けるのでサラリーマンがお金持ちになることは不可能というわけ。
この制度を「不公平」と叫ぶのはカンタンです。
しかしながら、今は一般庶民でもスマホのクリックひとつで「株主」になれる時代が到来しており、誰でも「富裕層」になれる可能性が平等にあります。
少しでも不自由なく生きていきたいのであれば、ブーブー文句を垂れるだけではなく「トクする側」に軸足を移すことが必要でしょう。
給料だけで生活するのはもはや不可能だろ
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