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大幅黒字から一転、絶望の赤字決算となったSBG 

トヨタ自動車に続き、日本企業として純利益1兆円を達成したソフトバンク・グループ(SBG)が瀬戸際です。

先日発表したSBGの2019年7-9月決算は、大幅黒字から一転して、7,011億円の赤字に転落したのです。

原因は神の手と呼ばれていた孫正義氏の投資失敗によるものです。

多額の資金を出資した米コアワーキングのWeWorkが、実はシリコンバレー風味に味付けされたただのレンタルオフィス屋だったことが判明したことで、IPOは見送り、推定時価総額は半分以下になったとも言われます(非上場のため詳細非開示)。

孫正義氏は損切りすれば良いものを、WeWorkに追加出資という地獄のナンピンを行い、すでに投資額はこの会社ひとつで1兆円を超えています。

とはいえ、ただのレンタルオフィス屋に1兆円の価値が無いのは誰の目に見ても明らかで、孫正義氏は投資で最もやってはならない意地とプライドだけで突っ込んでいるようにも見える。

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SBGに融資しているメガバンクも連鎖的に損失を被る 

SBGにはWeWorkの投資失敗により、倒産危機も浮上しています。

そもそも今のSBGの収益の柱は、ソフトバンクビジョンファンド(SVF)が取得した株の含み益であるわけです。

当然確定利益ではなく日々の相場変動に左右されるため、評価額が下がれば含み益は消え去ります。

つまり、SBGが成長していくためには、何があっても「含み益」を伸ばし続けなければならないということなのです。

しかしながら、SBGは世界経済の減速の波に抗うことは難しいでしょう。

今はリーマンショックからちょうど10年が経過した節目ですが、経済は10年周期で循環するものなので、好景気フェーズも終わりに近いと考えられます。

事実、先進国の企業収益を見ても頭打ちになる企業が増えてきており、絶好調の米経済も2021年までにリセッションへ突入する確率は高いのです。

バブルが膨らんだ世界経済がリセッションに突入すれば、たとえリーマンショック級ではないものの、その反動は計り知れないほどに大きく、SBGの保有株も大きく値下がりするでしょう。

WeWorkで既に瀕死状態にあるSBG。

他の保有株も評価損になったりでもすれば、あっという間に倒産だ。

成長するならカネを借りろという精神で10兆円以上もの借金を抱えたSBGが倒産にでもなれば、出資者であるメガバンクも孫正義と一蓮托生の関係であり、決して対岸の火事ではない。

ソフトバンク関連企業は軒並みヤバイかもね

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孫正義 300年王国への野望
杉本 貴司
日本経済新聞出版社
2017-06-15