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SBG、トヨタと明暗が分かれるだろう 

世界最大規模の投資ファンドと化したSBG(ソフトバンクグループ)。

日本企業としてはトヨタに次ぐ利益1兆円企業として躍り出た形ですが、孫正義氏が作った砂の城は近い将来崩れ去る運命にありそうだ。

まず、整理しておきたいのがSBGとトヨタの利益1兆円は質が全く違うことです。

トヨタはプリウスやレクサスを売ったキャッシュですが、SBGは世界中のユニコーンと呼ばれる有望株の評価益=未確定利益になります。

トヨタの餅は目の前のテーブルの上で実際に皿に乗っかっているのだが、SBGの餅は絵の中であり、食べることは不可能です。

当然、単なる含み益なので相場変動によって大きく利益が毀損することもあるし、逆に大きく増えることもあるかもしれない曖昧なものなのです。

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最悪株価半分まで暴落することを覚悟しなければならない 

SBGはただのレンタルオフィスに「シリコンバレー風味」の味付けを施しただけのWeWorkに1兆円以上も投資したが、IPO寸前で化けの皮が剥がれて大炎上、突如上場中止になる事態に陥った。

WeWorkの評価額は少なく見積もっても半分以下に暴落しており、上場したところで買い手がいるかも未知数だ。

SBGは大きな痛手を負ったのだが、懲りずに1兆円もの追加出資を行った。

また、SBGは携帯事業で稼いだカネをこれらのユニコーンに投資=事業投資することで、利益をゼロにしていました。

Amazonも利益を新規事業に投資することで利益をゼロに見せかける節税手法をやっていますが、SBGはれっきとした日本企業なので目を付けられ易かったのもあるでしょう。

すでにニュースで報じられているように、財務省はSBGの法人税ゼロの手法を禁じる動きに出ている。

そもそも、SBGは非常に借金が多い企業なので、莫大な法人税を支払うために持ち株を換金売りする可能性が高く、見かけの利益が縮小するのは避けられない。

孫正義氏は「収穫の時がきた」と直近決算で配当を2倍にしたのだが、ただでさえキャッシュが枯渇する中でタイミングが悪すぎる。

WeWorkの投資失敗も不運にも重なったことで、SBGは過去類を見ない大赤字に陥る可能性が極めて高いでしょう。

SBGに集中投資してる投資家やばいんじゃね?

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孫正義 300年王国への野望
杉本 貴司
日本経済新聞出版社
2017-06-15