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BNFは秋葉原駅前のビルのオーナーになった 
 
10年前、日本市場の東証マザーズに、新規上場されたとある銘柄がありました。

その銘柄の名は総合人材サービスのジェイコムで、この銘柄を取引しようとしたみずほ証券の担当者が「61万円1株売り」とすべき注文を「1円61万株売り」と誤ってコンピュータに入力したことで株価が暴落。

その隙を狙って大量の買い注文を行い、16分の間で見事に売り抜け20億円を稼ぎ出しました。

この事件がきっかけで、BNFこと小手川隆さんはメディアに引っ張りだことなり、一躍有名になりました。

ちなみに、BNFとは当時2ちゃんねるの掲示板のハンドルネームであり、当時のカキコミは10年以上経った今も「神」としてネット上に拡散されています。

彼は大学時代にアルバイトで稼いだ元手160万円から、わずか数年で200億円まで増やすことに成功し、一躍「時の人」になりました。

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BNF氏が購入した秋葉原駅前チョムチョムビル 

当時の放送を眺めると、昼はカップラーメンで夜は立ち食いそば、200億円の資産がありながらも、買ったものはWii2台とマイホームだけで、旅行もいかないと豪語、世間からは「ネオ・ニート」とも呼ばれました。

投資のセンスが世界一と言っても過言ではないソフトバンク孫正義氏から資金運用をオファーされたこともあると言われていることから分かる通り、BNF氏の株トレードの腕は天性のモノであることが理解出来ます。

彼は突如メディアから姿を消してしまいましたが、今は結婚しており、不動産を買い漁っている姿がたびたび報告されています。

そんなBNF氏が初めて買った物件は秋葉原の駅前にある「チョムチョム」で、主に居酒屋のテナントが複数入っているビルになります。

当時のTV出演のインタビューによれば、100億円前後で買えるビルがちょうどこのビルで、かなり格安で買うことが出来たとのこと。

ちょうどリーマンショック後ということもあり、BNF氏は逆張りによって超格安で山手線の駅前の一等地ビルを買うことに成功したのだ。

しかしながら、不動産投資新聞の楽待によれば、BNF氏はこのビルをREIT運営先に130億円で売却したという。

このビルから生まれた総収益を計算すると、利回りが5%程度と控えめに見積もったとしても、賃料収入だけで年間7億円、10年運営したので70億円、そして売却利益で30億円、計100億円の利益を得たことになる。

不動産の現物投資で成功するには、株式投資以上のセンスと運と知識が求められますが、投資の天才にかかればその全てを味方にしてこれだけの利益を出すことが出来る。

BNF氏、まさにこの世の天才・・・

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