政府がアベノミクスで「儲けさせてやるから投資しろ!!」と国民に大号令をかけたものの、未だに国民は投資するどころか銀行預金でお金を眠らせて置くのが好きなようです。
日銀の資産循環統計によれば、日本人の資産構成は相変わらず現金や預貯金で持っている資産比率が50%を超えている状況であり、さらには保険が30%にも上りました。
一方、投資資産として位置づけられている株式は8%に過ぎず、債券は1%しかありませんでした。
先進国では投資が一般的で、たとえばアメリカでは預貯金割合は13%、ヨーロッパは30%です。
昔から日本人は貯金好きだと言われるものの、50%超えで世界最高となっているのはまさに異常事態であり、日本人の元本保証信仰、つまりは保守的な側面が浮き彫りになっている一例と言ってもいいだろう。
とはいえ、今のゼロ金利時代に預金をしたところで1円でも増えない。
物価上昇や増税などのインフレで実質資産は目減りする一方であることを認識すべきです。
物価上昇や増税などのインフレで実質資産は目減りする一方であることを認識すべきです。
確かに昭和の時代は定期預金は儲かりました。
たとえば、6ヶ月以上は6.50%、3年以上は年利8.00%も貰える高金利時代でした。
しかし、平成に突入してからというものの、国の成長が右肩下がりであることと比例して金利はガンガン下がり、今では0.01%になってしまいました。
現代では100万円を1年預けたとしても、たったの100円しか利息が付かないのですが、当時は100万円を1年預ければ元本保証で8万円も儲かったことになります。
そもそも、元本が変動する株式であっても、3%の利回りがあれば高配当の部類に入るので、当時の定期預金がいかに神的投資商品であったかが理解出来るでしょう。
とはいえ、今は「長年のデフレ+マイナス金利」と化しているわけですから、定期預金で貰える利息で缶飲料1本すら買えないことを考えれば、日本人は少しでもお金の増える資産運用をするべきです。
少しでも利回りがある金融商品にお金を預けた方がマシだわ
SPONSORED LINK
コメント