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年金は絵に描いたモチになるか 

政府は老後の生活の根幹になるものは、あくまで年金こそが老後の生活の要として「100年安心」という決まり文句を強調しています。

そもそも、この「100年安心」を言い出したのは、2000年初頭の小泉政権時代でした。

この頃、マクロ経済スライドと呼ばれる、物価や賃金上昇などのインフレなどの情勢に合わせて、年金支給額を自動的に調整する仕組みを採用しました。

安倍総理はこのマクロ経済スライドがあることで、年金支給のみで人生100年時代を生き抜くことが可能であると第一次安部政権の時代から主張しています。

しかしながら、このマクロ経済スライド方式には欠点があり、それは物価などが上がることで年金が増える仕組みならば、当然ながらその財源を確保しなければならないが、その財源は圧倒的に足りていないことです。

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豊かなセカンドライフを送るには年金だけでは不可能 

事実、財源不足から年金受給開始年齢は毎年のように引き上げられている状況です。

たとえば制度発足当初は55歳でしたが、60歳に引き上げ、そして今は65歳にまで引き上げられており、さらには安倍総理は近い将来70歳以上まで引き上げることを示唆しています。

引き上げの理由を見てみると、人生100年時代が到来する中、国民の8割の人が定年である65歳を超えても働きたいという意欲を持っていることを理由に挙げています。

この意見に賛同するように、麻生財務相は「自分は79歳でバリバリ元気に働き税金も払っている。時代が大きく変わり、発想を変えなければならない」と発言しました。

つまり、あくまで年金こそが老後の生活の要とする政府の主張は大ウソで、実際には現役時代にせっせと税金を納めても死ぬまで年金が貰えないこともあり得るわけで、私たちの老後に年金など存在しているか分からない。

そもそも、今の高齢者が65歳を過ぎても働く意欲があるとは言っているが、年金が足りなくてお金が無いから働かなければならないわけであり、「労働の意欲」があって働いているわけではない。

年金だけで十分な生活が送れるならば、老体にムチ打って労働など誰もしたがらないのが実態だ。

バブル時代を謳歌した高齢者でさえこの有様なのだから、今の現役世代は年金をアテにして老後を迎えるのはリスクが高すぎる。

安心した老後を迎えるためには、若いうちから余裕資金でコツコツ資産運用を行い、自分年金を作っていくしか道は無い。

年金だけ頼って生きるとかマジで地獄を見そうだ・・・

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人生100年時代の年金戦略
田村 正之
日本経済新聞出版社
2018-11-22