P2180006
アメリカの若者に大人気のリキッド系電子タバコ

電子タバコを吸って死亡者が出たことが大きなニュースになっています。

イリノイ州公衆衛生局によれば、とある患者が電子タバコ使用後に重度の肺の病気を引き起こし、その後亡くなったとのこと。

さらに、これまで22人が電子タバコ使用後の数日から数週間で、呼吸器疾患にかかったとのこと。

その他にも咳、息切れ、疲労、嘔吐、下痢など、電子タバコを使用することで様々な疾患が出ていることを明らかにした。

もともと、電子タバコは従来の紙巻きタバコよりも害が少ないと言われていました。

しかし、実際には吸って数日から数週間で重度の呼吸器疾患に陥るとすれば、下手し紙巻きタバコより何倍も恐ろしいものであった可能性が高い。

SPONSORED LINK


2
アルトリアの株価はさらなる低迷に喘ぐ可能性

この事件を受けて、トランプ大統領がアメリカ全州で電子タバコの販売を禁止する方針を表明しています。

特に電子タバコは、香りの付いたフレーバーが豊富なことや、見た目のオシャレさから若者から絶大な支持を得ており、さらにニコチンを含まない商品も登場していることから未成年の間でも大流行しているのだ。

トランプ大統領は「子供が被害を受けてはならない」と訴え、今後数週間で具体的な規制案をまとめるつもりだとのこと。

この規制を受けることで大打撃になるのは、米タバコ会社大手アルトリア・グループ(MO)です。

アルトリア・グループは、昨年末にアメリカで急成長する電子たばこ会社Juulの株35%を取得したばかりで、多額の費用をかけて行った投資が全てパーとなってしまう可能性があります。

頼みの綱だった新興国でもタバコ規制包囲網が敷かれつつあり、たとえばインドでは保健省が電子たばこの販売、生産、輸入、広告などを禁止する政令を提案しています。

これに違反した場合、罰金、逮捕、懲役などかなり重い罪が科せられる。

モルガン・スタンレーは電子タバコ規制報道を受けて、アルトリアを格下げしており、アナリストはたばこ会社に警告を発しています。

タバコはかつてない逆風に晒されており、株価が乱高下するのは必至だ。

ガチでMO包囲網が敷かれつつあって草・・・

SPONSORED LINK