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不正会計疑惑まで噴出するほど窮地に陥るGE 


米著名会計専門家が、ゼネラル・エレクトリック(GE)が巨額な損失を隠すために不正会計を行っているとの報告書を公表したことで、15日の株式市場ではGEが-11%の大暴落となりました。

しかし、翌日には不正会計は疑わしいとの見解を示すアナリストが続出したことで、10%の大幅反発で取引を終えました。

ボラティリティが高い不安定な状態が続いており、株価はすでに過去最高値の60ドルから10ドル以下と87%の大暴落を記録しており、GEの将来性には依然疑問が残り続けています。

NYダウ採用銘柄だから、高配当だから、アメリカを象徴する銘柄だからとGEを盲信して保有していた投資家は、大幅な含み損に喘いでいるのが現実だ。

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GAFAの一角であるAmazonも、いつかはGEのようになる 

そもそも、GEは1896年のNYダウ指数発足以来、唯一残存している企業でしたが、昨年6月に業績不振と軟調な株価が続いたことでダウから除外されています。

かつて「選択と集中」によって事業建て直しを成功させたGEは、1980年代は経営のお手本と絶賛されていました。

GEはもともと、電球から始まり、いくつもの画期的な家電を発明したことで有名な発明家のトーマス・エジソンが創設した会社で、後に電力やヘルスケア、半導体に航空機と、世界最大のコングロマリット企業としてアメリカを代表する企業へと成長を遂げました。

GEは選択と集中という名の下に、競争優位性のある電力事業などを残し、利益の出ない部門は次々と売却をしていき、利益率向上を果たしたわけです。

とはいえ、何度も不死鳥のように大復活を果たしたGEも、時代の変化に適用できず、苦境に喘ぎました。

配当金は半減、今後も無配転落の恐れも否定出来ない状況にあります。

まさに栄枯盛衰、かつてアメリカを代表する企業だったGEは不正会計を指摘されるほど内部体制がボロボロで、修復不可能なレベルまで進行しています。

ジェフ・ベゾスが「Amazonもいつか潰れる」と公の場で発言したように、企業は生き物なのでいつか滅びゆく運命だ。

これらの例を踏まえれば「個別株で永久保有」なんてものは、ほとんど不可能な夢物語であることが分かる。

バフェットも永久保有とか言って3年以内に大体売ってるからなぁ

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