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世界のインフラサービスとなりつつあるYouTube 

YouTubeは2005年にカリフォルニアで生まれた動画共有サービスです。

設立の経緯は、サンフランシスコにある創業者のアパートで行われたディナーパーティーがキッカケです。

このパーティーで撮影されたビデオを共有することが当時困難であったことから、誰もがカンタンにインターネットで動画共有出来るサービスがほしいと思いつき、彼らはYouTubeの開発を始めました。

ちなみに、YouTubeという名前は「あなた自身が放送する、自分だけのTV局」という意味が込められています。

さて、今では想像も付きませんが、YouTubeにおける2006年あたりの年間売上は1,500万ドルしかなく、将来性を疑問視されていました。

大手メディアがこぞって「人々は、ユーザー投稿コンテンツに対してわざわざお金を払おうとはしなくなるだろう。我々は広告主がより広告費を使いたいと思うような良質な環境を提供したい」と語るなど、当時のYouTubeは既存のメディアからボコボコにディスられていた。

しかし、現在のYouTubeは押しも押されもせぬ世界的メジャーなサービスまでに成長し、YouTuberという新たなジャンルを確立するまでに至ったのです。

そんなYouTubeの現在の売上はどれくらいあるのでしょう?

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YouTubeに投資するならGoogleに投資する 

実は、一切わかりません。

というのも、YouTubeは2006年にGoogleに買収されており、非上場であるからです。

非上場企業は有価証券報告書の作成義務がないため、投資家たちが彼らの業績を確認する術はありません。

2006年あたりの年間売上は1,500万ドルですが、これはGoogleがYouTubeを買収した際に明らかにした数字であり、それっきりYouTubeの売上を公表することはありませんでした。

Googleの最新の決算書を確認しても、事業セグメント別売上ではYouTubeはOtherカテゴリに混ぜ込んでおり、実態を知ることができないのです。

しかし、投資銀行のモルガン・スタンレーによる独自分析によると、YouTubeはGoogle全体の売上の12%を稼ぐまでに成長しており、今後はGoogleの売上の中心を担う存在に成長するだろうと予想しています。

現在のYouTube単体で稼ぐ年間売上は40億ドルとも予想していることから、YouTubeはたった10年で270倍も売上を伸ばしたことになります。

そんなYouTubeに投資する方法は、現時点では親会社であるGoogleに投資するしかありません。

将来的にYouTubeのみスピンオフして上場する可能性もありますが、あったとしても当分先です。

そのため、YouTubeに投資したいのであれば、Googleを買いましょう。

YouTubeは今後も成長し続け、人々になくてはならないインフラサービスまで昇華しているのは周知の通りです。

そもそも、YouTubeが画質をHD対応し、動画再生時間も長くしていることから、少し前は固定回線に接続されたパソコンで楽しむことしかできませんでした。

しかし、今や高速通信規格5Gの登場や、高スペックに進化したiPhoneの登場により、どこでもいつでも、何のストレスもなくYouTubeを楽しめる環境が整いました。

さらに、YouTuberの確立によってYouTube自体がTV局の様相と進化しており、その規模は世界的です。

YouTubeを日頃から楽しんでいる方こそ、YouTubeの実力を知っているというわけ。

であれば、YouTubeに投資して、YouTubeのオーナーになりたいと考えることは至極合理的と言えるわけです。

もはやGoogleよりYouTubeに直接投資したいわ

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改訂 YouTube 成功の実践法則60
木村 博史
ソーテック社
2018-04-21