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バフェットはフルインベストメントはしていない 

フルインベストメントという言葉があります。

これは、生活費を差し引いた手持ち資金を、ほぼ全て株などのリスク資産に投じることです。

相場は日々値動きを繰り返すものですが、株価が上がり続けるブル相場であれば、キャッシュは死に金と化し上昇の恩恵を受けられません。

そのため、機会損失を防ぐためとして、フルインベストメントを推奨する個人投資家は少なく無い。

とはいえ、この投資手法は裏を返せば暴落時には身動きが取れずに「詰む投資法」でもあるために、諸刃の剣とも言えます。

世界で最も著名な投資家はウォーレン・バフェットですが、彼はフルインベストメントは嫌います。

市場が過熱してきたらキャッシュ比率を高くして、暴落時にしこたま買い込む投資を長らく実践しており、それで大きく資産を伸ばしたのだ。

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2008年、倒産寸前に陥ったGSに巨額投資を行った 

たとえば、バフェットは米中貿易戦争などで市場の先行きが不透明になる中、コツコツとキャッシュ比率を引き上げて来ました。

バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハサウェイ(BRK.A/B)の第2四半期決算を眺めると、保有している株の売却額は10億ドルを優に超えていました。

バークシャーの現在のキャッシュは1,220億ドルまで積み上がっており、フルインベストメントとはほど遠いことが分かります。

そもそも、バフェットの本質はバリュー投資です。

安定的なキャッシュフローを常に生み出すような、企業価値の高い会社の株を割安時に購入することがバリュー投資の真髄であって、決して割高圏で株を買うことではありません。

彼はリーマンショックで世界株式が大暴落する中、「米国株を全て買い占めたい」とメディアにコメントし、実際に破綻寸前に陥ったゴールドマンサックスなどの銀行株に大量に資金を投入し、決死の逆張りを実施しました。

彼が1代で10兆円もの資産を築くことに成功したのは、常にキャッシュを手元に置いておき、暴落の割安時に逆張りでリスクを取れることに尽きるのだ。

バリュー投資を実践する投資家は、バフェットのようにフルインベストメントは避け、キャッシュを温存しておくことが必要でしょう。

ちなみに、チョコは景気後退が近づいている現在は、株よりも定期預金に近い「クラウドバンク」を中心に資産運用するつもりです。

この投資なら株のように暴落リスク(元本変動がゼロ)が皆無にも関わらず、安定的な高配当(平均利回り6.99%)が貰える恩恵を個人投資家は受けられるというわけ。

1,500以上にも及ぶ莫大な投資案件を扱いながらも、過去一度も投資家に損失を与えなかった実績も信用するに足ります

リセッション懸念が浮上した現在、キャッシュを積み上げることは大事です。

しかし、それらのキャッシュは単に遊ばせておくのではなく、このような優秀な投資サービスでしっかり増やしていくのがベストです。
 

バフェットでさえキャッシュを積み上げてるってヤバくね?

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