SMSで流れてくる詐欺メールが増えている
スマホや携帯で気軽に買い物が出来る仕組みとして、昔から「キャリア決済」があります。
ドコモならd払い、auならauかんたん決済、ソフトバンクならソフトバンクまとめて支払いの名称のサービスです。
これは、キャリアからの通信料でまとめて会計することが可能であり、実際使ってみると非常に便利です。
たとえば、クレジットカード決済ならばいちいちカード番号を打ち込まなくてはならないショッピングサイトも多く手間がかかりますが、キャリア決済ならば選択するだけで会計が完了するので、わずらわしさがありません。
とはいえ、最近ではネット犯罪のひとつに、SMSを利用した詐欺メールが無差別にばらまかれる事態が発生しており、キャリア決済が狙われている。
西日本新聞によれば、このSMSに記載されたURLをクリックすると、ドコモのdアカウントとパスワード情報、そしてキャリアのネットワーク情報を入力する画面に遷移したと言い、本物のドコモサイトと信じてしまった女性がこれらの個人情報を入力してしまった。
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クレジットカードには不正検知も不正補償もある
その後、しばらくしたらd払いでAmazonから5万円の決済通知が届いたという。
当然、女性が決済したものではないため、ドコモやAmazonに取り消しを求めて相談するも、キャリア決済については補償がないという回答でした。
ネット犯罪被害に遭ったとして警察に相談するも、このケースの被害者はドコモとAmazonになると言い、女性は被害届を出せないという。
キャリア決済に限らず、QRコードや電子マネーも実は同じで、不正使用被害の補償制度は整備されていないのが現状です。
つまり、キャリア決済、QRコード、電子マネー、これら全てのキャッシュレス決済については被害に遭った時に「泣き寝入り」するしか術がないのだ。
一方、クレジットカードであればカード会社が不正利用分を補償してくれるので、ユーザーは安心して買い物をすることが出来ます。
さらに、クレジットカードは不正利用の監視体制を敷いているため、異常なショッピング履歴があればすぐさまユーザーに確認の電話をしてくれます。
これが全て無料のカードでも付いてくるわけですから、改めてクレジットカードの信頼性の高さが際立つというわけ。
現金大国日本でもキャッシュレスの波が到来しており、何のサービスを利用しようか悩んでいる人は多くいると思いますが、まずはクレジットカードを持つのが最も安心出来るでしょう。
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