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AIは投資サービスと相性が良いのも確か 

SMBC日興証券が「株の売り時」を知らせてくれるサービスを開始する。

株を保有していれば毎日のように値動きが発生するので、投資の世界では利益確定売りや損切りのタイミングが重要と言われます。

同社はそのニーズに合わせ、人工知能によってこれらのタイミングを予測するシステムを開発し、個人投資家へ提供します。

AIが普及する昨今、このような投資サービスが広がりを見せており、個人投資家にも人気だ。

ゴールドマンサックスではトレーディング部門にAIを導入したことで、600人いたトレーダーを2人まで削減したことが世間に衝撃を与えたように、AIによる値動き予測は親和性が高い。

とはいえ、欧米では個人の資産形成というのは頻繁にトレードするものではなく、10年、20年先を見越してどっしり構えて運用するのが常識であり、トレードで資産を増やそうなんて考えるのは日本くらいです。

事実、アメリカではウォーレン・バフェットなどの著名投資家は全員「長期投資」を推奨していて、短期売買や空売りは愚か者の投資法と一蹴しています。

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日経平均に長期投資したところで、資産は1円も増えなかった 

では、なぜ日本ではトレードが主流になったのか?と言えば、ネット証券が台頭した2000年以降でメディアには「トレードで億稼ぎました!」と公表するトレーダーが多数出演する事態となったためです。

一般人の間ではたくさんのモニターを見つめて、四六時中キーボードを叩き続ける行為を「投資」と考え、個人投資家は彼らのように億万長者になるために常に「売り時」を探すのです。

また、このようなトレーディングが主流になったのは、日本市場が長年ヨコヨコ相場だったことも影響しているでしょう。

たとえば、日経平均株価はバブル期に4万円に迫る急上昇を記録しましたが、バブルが崩壊した1990年以降、株価は常に1万円〜2万円台をウロウロしているのです。

つまり、日本株に投資して利益を出すには、安い時に買って、高くなったら売る、時には空売りでも利益を取るなどの戦略的な投資法を実践しなければ、利益が出にくい構造になっているというわけ。

当然、長期投資をしたところで全く株価が上がらないわけですから、10年、20年投資したところで利益は出ません。

そのため、日本株に投資している個人投資家にとってみれば、AIが売り時を知らせてくれるサービスは「あっても良い」と言えますね。

とはいえ、繰り返しますが欧米では長期投資が基本なので、株を頻繁にトレードしなくてもきちんと利益が出る構造が構築されています。

難易度が高い市場で無理に勝負するよりも、米国株のようなシンプルに勝てる市場に移った方があなたの資産を増やせるのは言うまでもありません。

ほったらかし投資で儲けられる市場に移るのが吉

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いまこそ知りたいAIビジネス
石角 友愛
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2018-12-13