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ウォール街のヘッジファンドはリセッションが近いと警告する 

G20における米中貿易戦争の一時休戦や、トランプ大統領の金正恩電撃訪問など、6月は株式市場における上値が抑えられていた投資家らの懸念材料が一旦は取り除かれた月だった。

そして、その期待通り7月頭のマーケットでは、S&P500は再び史上最高値を更新しました。

これはすなわち、今までS&P500に投資していた投資家は1人残らず全員が儲かったということであり、これぞ株式投資がプラスサムゲームと呼ばれる所以でもあります。

新高値を突き抜けたことで、過去の法則から言えば株がガンガン買われるラリー相場が続く傾向があるため、一気にリスクオンに傾いたと言ってもいいでしょう。

とはいえ、大手ヘッジファンドのアナリストの間では、とても楽観視はしていられないとの意見が多く、警告を発しています。

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S&P500指数はまたもや史上最高値を更新したものの… 

大手ヘッジファンドのモルガン・スタンレーは、米中貿易戦争の休戦が表明されたにも関わらず、今後の世界経済成長率予想を引き下げる予想をしています。

しかも、この先1年の成長率見通しを2.9%と6年ぶりの低水準になると指摘していて、リセッションのリスクは高まるままだと言うのです。

なぜ、ウォール街はここまでリセッションを恐れるのでしょうか?

それは、10年ごとにやってくる景気サイクルのアノマリーが、歴史上必ずやってくるものであり、その度に金融システムに致命的なダメージを与えてきたためです。

しかしながら、彼らは少々過剰反応している部分が否めません。

たとえば、近年では1987年のブラックマンデー、1997年のアジア通貨危機、そして2008年のリーマンショックがありました。

特にリーマンショックではリーマン・ブラザーズ倒産、ゴールドマン・サックスが銀行傘下に入るなど5大投資銀行が消滅してしまい、巨人アメリカでさえも呑み込む非常事態に陥ったわけです。

とはいえ、近年ではリーマンショックの経験から金融システムを改善し続けたことにより、FRBによるストレステストは代表的な18銀行全てが合格する快挙を成し遂げています。

つまり、この先リーマンショック級の不景気に陥ったとしても、アメリカの金融システムはそれに耐えうる力がこの10年で備わったと言っても過言ではなく、投資家はリセッションの影響をそれほど心配する必要性はないと言えるでしょう。

「備えあれば憂いなし」とのことわざの如く、ウォール街もイケイケドンドンで浮かれポンチだった2008年に比べれば、今のように少し慎重になっているくらいがちょうど良いのかもしれない。

暴落が来てもアメリカはすぐ回復するから気にせず買うのみ

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