コカコーラエナジーのヒットは莫大な利益に結び付く
話題のエナジードリンク「コカコーラエナジー」が、7月1日ついに日本上陸となりました。
早速飲んでみた人がネットに続々と感想を上げていますが、チュッパチャプスのコーラ味舐めてる時の唾液の味だったり、味は9割普通のコーラで1割はオロナミンCだったり、ただのカフェイン多めの眠気覚ましドリンクだったりと、なかなか辛辣な感想が多い。
とはいえ、コンビニでは既に完売してどこへ行っても手に入らないなどの声も多数上がっており、売れ行きは好調のようです。
そもそも、ドリンクというのは飲み続けることによって脳が味に慣れ、中毒になっていく性質を持つために、初めは違和感を感じてもそのうち病み付きになる人が続出するのは想像に難くない。
以前、オランジーナというフランス原産のめちゃくちゃ渋めで何とも言えないオレンジジュースが日本に上陸して、初めはクソマズイと散々ディスられていたものの、いつのまにか「あの何とも言えないマズさ」が病み付きになる人が続出してヒットになった。
コカコーラ社の株価は今年6月に上場来高値を更新したばかりですが、このエナジードリンクが成功すればまた一段と高い株価を付け、成長株のごとくガンガン株価が上昇することは間違いありません。
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原価が20円のレッドブル
なぜそう言い切れるのか?と言えば、それはエナジードリンクというビジネスモデルにあります。
それは、コーラやファンタなどのジュースとエナジードリンクの価格差、すなわち利益率の違いです。
たとえば、ジュースとエナジードリンクの原価はどちらも1本20円程度なのですが、ジュースの販売価格は1本130円なのに対し、レッドブルやモンスターエナジーなどのエナジードリンクは平気で200〜300円で売られています。
同じ製造コストなのに利益率が頭おかしいほど高く、尋常ではないほどに儲かるので、エナジードリンクは飲料メーカーにとって笑いが止まらない「ドル箱」なのです。
そもそも、定義上ではジュースもエナジードリンクも清涼飲料水と位置付けられるもので、エナジードリンクといえど健康補助食品でも何でもなく、中身はジュースと変わりありません。
それなのに、なぜここまで市場が伸びたのか?と言えば、エナジードリンク市場のトップを独走するレッドブルの「なんとなく効きそう」と感じさせるイメージ戦略が功を奏したことが要因です。
エナジードリンクは仕事の相棒として、特にサラリーマンに人気なのですが、実のところこれはただのプラシーボに過ぎず、カフェインを摂取したいならば缶コーヒーでも飲んだ方が遥かにマシです。
むしろ、原価で言えばコーヒーの方が遥かに高いのに、圧倒的にエナジードリンクの方が高く売れるわけですから、コカコーラエナジーがレッドブルほど市場を抑えれば、株価は力強く上昇し、史上最高値を更新し続けるエンジンとなり得るのは至極当然というわけです。
コンビニ寄ったら見事に売り切れてたわ
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