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若い男女が結婚して、一人暮らしをしていた狭苦しい賃貸アパートで一緒に生活を始める。二人はまもなく、一人で暮らしていた頃よりお金がかからないことに気付き、お金を貯め始める。

二人は仕事に精を出す。

すると、二人の収入が上がり始める。収入が上がると、それにつれて支出も増える。収入が増えたからそろそろ・・・と若い二人は夢に見た我が家を買う。それから二人は新しい車を買い、家具を買い、新居に合わせて電化製品を新しくする。そして、ある日突然、クレジット等の支払いで負債の欄がいっぱいであることに気付く。

こうなると二人はラットレースの罠にはまったも同然だ。

子供が一人生まれる。二人は更に一生懸命働く。前と同じプロセスが繰り返される。収入が増えれば税金が高くなる。クレジットカードが郵送で送られてくる。二人はそれを使う。限度まで使って支払いが難しくなる。二人は住宅を担保として低利のローンに切り替え、高利のクレジットカードの支払いを済ませる。

近所の人が「一緒に買い物に行こう。初夏のセールが始まったのよ。節約のチャンスだわ」と誘ってくる。二人は「何も買うつもりはないけれど、見るだけ見てこよう」と言って出掛ける。ただし、万が一のために・・・と、支払いをすっかり済ませたばかりのクレジットカードを財布に突っ込む。

私はこんな夫婦にしょっちゅう出会う。陥っている経済的ジレンマはみんないつも同じだ。

彼らは自分が持っているお金をどのように使うか、その選択の仕方が問題で、お金に困っている本当の原因はどこにあるのか気付いていない。

彼らがお金に困っているのは、金銭的な情報が読み解く力がなく、資産と負債の違いをわかっていないからだ。

今までより多くのお金が手に入ったからといって、お金に関する問題が解決することなどほとんどない。問題を解決するのは知性だ。私はお金に困った人に対して、いつもこんなことを言っている。

「穴に落ちていると気が付いたら、穴を掘るのをやめなさい。」
 
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金持ち父さん 貧乏父さん アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学」の著書ロバート・キヨサキ氏は、労働者が働いても、働いても、一向に資産が貯まらない様子を、回し車の中でクルクル回っているネズミに似ていることからラットレースと名付けました。

給料のみに頼りきった生活は脆弱で、たとえば病気等のアクシデントで離脱してしまえば、回し車の中にすら入れなくなります。

そもそも、歳を取れば取るほど、お金の問題は顕在化してきます。

自分の両親は気付いた時には年金生活に突入していることから余裕がある生活を送れなくなり、困ったときに支援を受けることも難しくなるでしょう。

会社からも、歳を取ればお荷物扱い、業績が悪くなれば真っ先にリストラ候補になり得ます。

また、自身が歳を取っていくに連れ、頼れる身近な知人も徐々に減っていくものです。

つまり、歳を取るごとにお金を頼れる人が減るばかりか、自分の収入も危うくなる状況に突入していくのが人間の生涯であるといえます。

人生100年時代に突入し、年金を貰っても2,000万円もの大金が不足すると試算される中、ラットレースの罠に嵌った人々は一生お金に苦労することになるでしょう。

では、ラットレースから抜け出すためにはどうすれば良いのでしょうか?

それは金融リテラシーを高めることです。

常に支出が収入を上回らないようコントロールした上で、余ったお金でせっせと株などの資産を買っていくのです。

すると、いずれ自分が働かなくともお金がお金を生み出すサイクルが構築され、ラットレースから離脱することが可能になるでしょう。

穴に落ちていると気が付いたら、穴を掘るのをやめましょう。

金持ち父さんは人生一度は読んでおくべき名著です

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