米国株は常に右肩上がりと言われるものの、景気のサイクルで人気化し易い株、不人気になりがちな株というのが存在します。
そもそも、景気サイクルとは景気拡大や景気後退が一定スパンでぐるぐる回っていることを指し、その周期はおよそ10年程度と言われています。
事実、リーマンショックから10年を経過した現在、世界の景気は後退局面、すなわちリセッションに近付いていると言われていることから、FRBやECBは年内にも利下げ政策を実行し、金利を低くする景気刺激策を講ずると発言しています。
つまり、今後10年は景気が弱く、金利が低いデフレ経済に突入していく可能性が高く、株で儲けるのであればしっかり景気サイクルに倣って株式投資をしていく必要性があるのです。
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では、金利が低い利下げ局面で買われやすい株とは何でしょうか?
それは、通信株、ヘルスケア株、消費安定株、公共株のセクターです。
これらは景気拡大や景気後退に関係なく、人々が生活する上で欠かせない商品やサービスを提供しているために、景気に左右されにくいという特徴があります。
たとえば、不景気になったからといって、人々はスマホやネットを使うのをやめるでしょうか?人々は病気になったら病院に行くことをやめるでしょうか?人々は電気や水道を使うことをやめるでしょうか?
答えは、全てNoです。
つまり、景気に左右されないセクターの株というのは、景気後退期には特に投資家から人気になりやすい株と言えるわけで、あなたのポートフォリオに加えておくことをオススメします。
具体的に銘柄を挙げるとすれば、通信株であればAT&T、ベライゾン、ヘルスケア株ならJ&Jやユナイテッド・ヘルス、消費安定株ならP&G、コカ・コーラ、公共株ならサザンカンパニーやアメリカン・ウォーター・ワークスです。
これらの銘柄は安定株であるが故に、高配当で株主還元の姿勢が強い企業ばかりなので、保有しているだけでチャリンチャリンとお金が増え続ける特性もあります。
反対に、景気が強く金利が高いインフレ局面に人気化しやすいエネルギー株、素材株、消費循環株を買うのは些かリスクが大きいと言えるわけで、投資家はこれらのセクター株は避けた方が賢明です。
具体的に銘柄を挙げるならば、ダウ、ディズニー、エクソン・モービルなどの株が該当します。
ヘルスケア株は将来的にも有望だから買い増ししたいところ
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