
アマゾンが買収を検討しているブースト・モバイル
米通信大手のAT&T(T)が前日比-4.05%、ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)が前日比-4.21%と仲良く揃って急落した。
急落の背景には、アマゾン(AMZN)がスプリントとTモバイルからプリペイド携帯事業の買収に興味を示しているとの報道に起因しています。
スプリントとTモバイルの経営統合報道で株価が急伸した2社でしたが、この下落によって上昇分がかき消された格好です。
アマゾンは既存のあらゆる業界に参入しては、常識破りのビジネスモデルでシェアを獲得した過去があります。
そのため、アマゾンが携帯事業に参入することにより、AT&Tとベライゾンの脅威になり兼ねないとの思惑から、株は大きく売られたのです。
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アマゾンだから成功する、これは明らかな間違いである
アマゾンが他業界に進出することで、株価が急落したケースは少なくありません。
たとえば、昨年はアマゾンがバークシャー・ハサウェイと組んでヘルスケア業界に進出すると表明したことで、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどのヘルスケア関連株が売られ、アマゾンがAWSで独自のネットワーク機器を作っていたことをカンファレンスで明らかにすれば、シスコシステムズなどのネットワーク関連株が売られました。
しかし、それらの株は一時的に急落したものの、結局は数ヶ月後には元値を取り戻したことを鑑みれば、株が売られたのは明らかな過剰反応であったことが分かります。
シスコシステムズ急落の例で言えば、アマゾンが開発したネットワーク機器はクラウド内のシステム利用に最適化されたモデルであり、シスコが得意とするインターネット・バックボーンやキャリアで利用されるようなものでは無く、両社のビジネス領域が完全に被るわけではありませんでした。
今回のアマゾンのプリペイド携帯事業参入が、もし実現した場合であっても、AT&Tやベライゾンへの影響は軽微であると言えるでしょう。
そもそもプリペイド携帯とは事前にお金をチャージして使う「前払いサービス」で、貧困層や旅行者が一時的に利用するために使うようなローエンドのサービスです。
主力である月額で携帯を使うユーザーとは完全に異なりますし、収益構造を見てもプリペイドはウエイトが大きいわけではありませんので、気にするレベルでもない。
今回のようにアマゾン参入報道により既存大手の株が売られた場合は、投資家の過剰反応であるため積極的に拾いに行った方が報われる可能性は高いと言えます。
AT&Tは6.67%、ベライゾンは4.43%と配当利回りは急伸しており、インカムを重視する投資家には絶好の買い場が来たと言えそうです。
アマゾンはFire Phoneが大コケしたり、実は失敗も多いんだよねぇ
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