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あえて時限爆弾を掴みに行く投資家が多いのはなぜなのか? 

日経平均が冴えません。

アベノミクスで3万円超えは堅いと言われ続けたものの、蓋を開けてみれば3万円どころか2万円すら割ってしまう水準で、日銀のETF買いで何とか支えている状態です。

日本株が全般的に上値が重いのには理由があります。

米中貿易戦争の煽りを受けているのはもちろんですが、この先日米貿易交渉、消費税増税、少子高齢化という時限爆弾を抱えているためです。

これらが時間の経過とともにひとつひとつ爆発し、 日本経済を大きく抉るために、そもそも日本株が上昇する理由を探す方が難しいというのが実態で、日本株に投資する投資家は注意を払う必要があるでしょう。

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実質賃金がマイナスで、庶民のお財布は厳しいまま 

まず、日米貿易交渉ですが、トランプ大統領の来日で盛大な「おもてなし」をしたことで、夏以降までは一旦棚上げにすることをアメリカは約束しました。

もともとトランプ大統領は、現在2.5%となっている日本からの自動車関税を、最大25%まで引き上げる考えを示して来ました。

既にヨーロッパ諸国やカナダ、メキシコ、中国の関税引き上げを決行していることを鑑みれば、日本だけは特別というわけにもいかず、遅かれ早かれ引き上げ措置が取られるのは想像に難くない。

日本は自動車産業で潤っているようなものなので、特に日本車がよく売れる北米地域の値段が現行から25%も上がるとなれば、アメリカ人らによる買い控えは不可避であり、日本経済は相当な打撃を受けるでしょう。

さらに、消費税増税も日本経済には致命的です。

物価や人件費の高騰によってモノやサービスの値段が高騰してはいるものの、肝心の庶民の収入は増えるどころかマイナスになっていたことが判明しており、ここに消費税増税の爆弾が降り注げば買い控えが起きるのは誰の目に見ても明らかです。

そして、どう足掻いても回避不可能な問題が少子高齢化です。

ブルームバーグは「2019年は日本経済は粉砕される年になる」とセンセーショナルに日本経済の脆弱さを指摘しており、CNNは「日本の成長軌道が終点を迎えた」と絶望的な報道をしている。

これらの問題が解決しない限り、1989年末の日経平均の過去最高値であるは3万8,915円を超えられるワケも無く、3万円どころか1万円台が定常化する可能性すらある。

あえて時限爆弾を抱えるスリルを味わう投資家多すぎィ!!

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日本人の勝算: 人口減少×高齢化×資本主義
デービッド アトキンソン
東洋経済新報社
2019-01-11