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バリュー投資家として馴染みがあるバフェット 

「S&P500に連動する低コストのETFに投資しなさい」

これは株式投資の神様ウォーレン・バフェットが放った有名過ぎるフレーズですが、バフェットはバリュー投資家として一代で巨万の富を築き上げました。

そもそもバリュー投資とは、好業績で財務基盤が盤石であるにも関わらず、株が割安で放置されている銘柄に投資することで利益を狙う手法です。

割安で放置されている株は、投資家から見直し買いがされることも多いため、いずれ適正な価格まで戻る性質があります。

そのため、割高でも実力以上にガンガン買われていくグロース株投資とは異なり、じっくり腰を据えて値上がりを待つのがバリュー投資であり、必然的に長期投資になる傾向があります。

S&P500ETFに投資した場合、このバリュー株とグロース株という水と油のような相容れない性質を持った銘柄同士が混在する形になることを嫌い、あえてグロース株を除いた個別株を選択し、自分なりのポートフォリオを構築するバリュー投資家も少なくない。

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Appleがバリューなのは割安で放置されているから 

しかし、そんなバリュー投資家に朗報です。

今は様々なETFが開発されており、S&P500に採用されているバリュー株だけに投資出来る夢のようなETFが登場しています。

その名はSPDRポートフォリオS&P500バリュー株式ETF(SPYV)で、世界一の時価総額を誇るS&P500ETF(SPY)を運用するスパイダーの派生商品です。

このETFをひとつ買うだけで、グロース株を除いたバリュー株を横断して保有出来ることに繋がり、個別で株を買って管理していく煩わしさから投資家は解放されます。

SPYVはバリュー株らしく、配当利回りも2.8%とそこそこ高配当で、経費率は年間0.04%と低コストです。

組み入れ銘柄上位を眺めると、Apple、JPモルガン、ユナイテッド・ヘルス、バンク・オブ・アメリカ、シェブロン、AT&T、バークシャー・ハサウェイ、ウェルズ・ファーゴ、J&J、ウォルマートと言った通信や石油、銀行や小売などのオールドエコノミー株が中心であることが分かります。

Appleがバリュー株にカテゴライズされている理由は、PER値が15倍と、基準値の20倍より遥かに割安値で放置されているためと考えられます。

低リスクで一括保有出来るETFを買っておけば、もはや個別株は不要という時代に突入していると言っても過言ではないでしょう。

なお、外国ETFを買うには「サクソバンク証券」などの外国株にアクセスが可能な証券口座を開設することが必要です。

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アメリカではETFや投資信託での運用がスタンダードなんだよね

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億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術
メアリー・バフェット
日本経済新聞出版社
2002-05-20