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米通信業界に業界再編の動きが加速している 

米通信業界はベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)とAT&T(T)の2強となっています。

どちらも財務基盤は健全で、少し前までお互いがダウ銘柄に採用されているほどです(VZは現在も採用銘柄)。

強いて言うなら、ベライゾンは5Gを世界初のサービスとしてリリースするなど、純粋な通信会社としてシンプルな経営をしているのに対し、AT&Tはタイム・ワーナーを巨額買収するなど、メディア・コンテンツ事業の拡大に舵を切っています。

どちらも高配当銘柄として投資家から人気ですが、株価はベライゾンは堅調に伸び続けているものの、AT&Tは万年ヨコヨコで、上値が重い状態が続いていました。

しかし、先日突然ベライゾンとAT&Tが前日比+3%と急上昇する局面があった。

一体、何があったと言うのだろうか。

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スプリント合併はソフトバンクGの利益になる 

その答えは、業界再編の動きが加速していることです。

米通信会社の中堅には、ソフトバンクGが大株主のスプリント(S)、そしてTモバイル(TMUS)がいるのですが、米連邦通信委員会(FCC)が合併を承認したサプライズがあったのです。

これを受けて、スプリント株は前日比+28%と大暴騰という結果になった。

とはいえ、スプリント株が暴騰する理由は分かりますが、ベライゾンとAT&Tにとってみればライバルが強固になることでマイナス材料になるのではないだろうかと考えるのが普通です。

しかし、ライバルが統合することで競合数が減ると言うことは、競争が緩やかになるというメリットの方が実は大きい。

たとえば、近所にスーパーが乱立する地域は、他店対抗と銘打って少しでも価格を下げようと努力しますが、スーパーが1つか2つかしかない地域は黙っていても客が来るので、価格を下げることはしなくなります。

通信業界も全く同じで、ライバルが少なくなればその分価格競争が和らぎ、それぞれの通信会社の収益向上に貢献されることが期待出来るというわけです。

司法省はこれは独占禁止法(反トラスト法)に該当するとして、スプリントとTモバイルの合併には問題視しているスタンスですが、FCCが合併を承認したことは大きな前進となることは間違いないでしょう。

裏を返せば、日本の通信業界は楽天参入によりライバルが増えるので、ドコモやKDDIは収益低下となる可能性が高い。

通信会社買うならドコモやKDDIよりもベライゾンやAT&T

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