Google株が伸び悩むのには、理由がある
SPONSORED LINKTwo revolutionary companies went public in the summer of 2004. These are their returns...
— Charlie Bilello (@charliebilello) 2019年5月17日
Google: +2,228%
Domino's Pizza: +4,196% pic.twitter.com/B142Ig3qZd2004年の夏、2つの革新的な企業が株式上場を果たしました。
さて、このグラフは2つの企業の上場時からの株価パフォーマンスです。
Google:+ 2,228%ドミノピザ:+ 4,196%
Google株に2倍もの差を付けて上昇したドミノピザ株
インターネットのプラットフォーマーとして世界を席巻するGAFAの一員Google。
アメリカ市場の株価上昇は、GAFAが牽引して来たと言っても過言ではありませんが、実はGoogleと同じ年に上場した日本でもお馴染みのドミノピザ(DPZ)の方が、圧倒的にパフォーマンスが良いのです。
これには、ドミノピザはただのピザ屋ではなく、マクドナルドのようなビジネスモデルを構築していることに起因しています。
たとえば、マクドナルドは端から見ればただのハンバーガーショップですが、実は高収益を維持するフランチャイズの仕組みを構築し、毎年の設備投資額を押さえることに成功している。
世界中からロイヤリティが安定的に入るので、マクドナルドの財務はピカピカだし、本社は安定的な成長を続けることが出来ます。
ドミノピザもマクドナルドと全く同じで、マクドナルドのようなフランチャイズを強固にしており、日本でもあたかも日本企業のような顔をして溶け込んでいるので、安定したロイヤリティを世界中から得ることが出来る。
さらに、次世代システム化にも他社に先駆けて一足早く取り入れて、早くから従業員用の紙ベースの資料を撤廃しデジタル化、花見会場でもどこにでも届けにいくエクストリームなアプリ開発など、この会社はITの側面で高い技術力を有し、コスト削減とユニークなビジネス展開を突き進んでいる。
そして、何より注目すべきがマクドナルドさえ驚くような株主還元です。
たとえば、タバコ株で有名なフィリップ・モリス(PM)は、ドン引きするくらいの株主還元で毎年債務超過になっているという、日本企業では考えられない増配と自社株買いをしていますが、ドミノピザも全く同じで増配や自社株買いと株主還元やりすぎで債務超過に陥っている。
しかし、毎年安定したCFが見込めるため、経営は順調そのもの、株価は上がり続けているのである。
一方、Googleは儲けたカネはほとんど株主に吐き出さず、日本でいう内部留保を貯めこみ続けている状態だし、新ビジネスへの莫大な投資も失敗し続けている状況です。
つまり、GAFAという色眼鏡を外して2つの企業を見比べた場合、どう考えてもドミノピザの方が株主フレンドリーで優秀な株と言えるのです。
Googleはそろそろ株主還元に目を向けた方がええんでない?
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