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銀行の基幹システムまで、こぞってAWSを使っている 

とある著名な投資雑誌の記事にて、投資のプロが選ぶ有望株「Amazonの業績を牽引するAWSで儲かる日本株を買え」という謎の記事があった。

そもそも、AWSとはAmazonが展開するクラウドサービスです。

もともと企業は自社でサーバを保有していたが、運用保守費用が高いしメンテナンスも大変なので、インターネット上で一括で保守してくれて、利用するだけ課金されるというAWSが台頭している。

Amazonは今ではAWSが主な事業となっていて、通販サイトは名を売る呼び水としか機能していません。

なぜなら、クラウドサービスは使わなくなったハードを再利用するなどが可能なので、利益率がとても良く、通販みたいにコストがほとんどかかりません。

GAFAはそれぞれクラウドサービスを打ち出してはいるものの、AWSに対抗出来るのはMicrosoftのAzureくらいで、ましてや日本企業のクラウドなどカス同然で日本企業にすらほとんど使われていない。

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日本のIT企業は何も生み出してないし、すべて米国頼み 

日本のIT企業も今では自社開発を辞め、AWSとパートナーシップを組むことでなんとかシステム構築代を稼ぐのに必死になっている。

たとえば、AmazonはAWSを活用したコンサルやインテグレーションを行うAPNという制度を設けていて、このパートナーシップに選ばれている日本企業はNRIやNTTデータ、CTCやSCSKなどの大手IT企業が名を連ねています。

投資雑誌では、それらの企業を買うことでAmazonの恩恵を受けられるとのこと。

しかし、この理論はAWSが伸び続けることが前提なので、それであれば直接Amazonを買う方が投資家に恩恵があるのではないかと思います。

そもそも、日本のIT企業は日本企業でしか通用しない企業が多いし、大した技術力も持ち合わせていないために世界を席巻するサービスを作ることは不可能です。

別にクラウドだけではなく、ネットワークやデータベース、サーバやAIやブロックチェーンの分野でも、日本企業は何ひとつ革新的なものを生み出してはいないのです。

そんな日本株を買ったところで、いつまで経っても米国GAFAの金魚のフンになり続けるしか無く、将来的な成長は見込めない。

日本のIT企業をあえて買うくらいなら、GAFAを直接買う以上に合理的な手段は無いはずなのですが、もはや"投資のプロ"が何を考えているのかサッパリ分かりません。

日本のIT企業とか世界一終わってるからな・・・

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