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苦し紛れに古紙に関税を課す中国、対して米国は輸入品 

米中貿易戦争の再熱により、世界株式市場が急落しました。

アメリカと中国はもはや世界2トップとなっていて、この2つの国の経済不安が増すということはすなわち、他国も影響が無視出来ない状況になります。

とはいえ、米中貿易戦争で痛手を負うのは輸出で成り立っている中国だけで、アメリカは輸出が少ないので経済影響があるわけではありません。

事実、昨年からこの問題は解決しないまま、株式市場は急落を繰り返していましたが、蓋を開けてみればアメリカ企業は好決算連発、S&P500株価は再び史上最高値を更新しました。

NYダウもあと一歩のところで最高値更新を逃しましたが、市場が落ち着きを取り戻せば、NYダウは再び上昇トレンドに変化するでしょう。

そもそも、米中貿易戦争などの企業業績に直接関与しない急落というのは、企業の実態が何も変化しないのに、株価がディスカウントされることになる。

つまり、その分配当利回りが上昇した上で、安く買うことが出来るので、投資家はトランプ大統領にお礼を言うべきなのです。

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■NYダウ構成銘柄 配当利回りランキング - 2019年5月時点
今月順位 前月順位 前月比順位 企業名 シンボル 業種 採用日 増配年数 配当利回り
1 1 (--) インターナショナル・ビジネス・マシーンズ IBM コンピューター 1979年6月29日 23年 4.45%
2 2 (--) ベライゾン・コミュニケーションズ VZ 通信 2004年4月8日 14年 4.21%
3 3 (--) エクソン・モービル XOM 石油 1928年10月1日 36年 4.06%
4 4 (--) シェブロン CVX 石油 2008年2月19日 31年 3.86%
5 6 ↑UP ファイザー PFE 医薬品 2004年4月8日 41年 3.55%
6 5 ↓DOWN コカ・コーラ KO 飲料 1987年3月12日 56年 3.41%
7 7 (--) ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス WBA 小売業 2018年6月26日 43年 3.29%
8 8 (--) JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー JPM 金融 1991年5月6日 8年 3.16%
9 11 ↑UP ホームデポ HD 小売業 1999年11月1日 9年 2.83%
10 12 ↓DOWN 3Mカンパニー MMM 化学 1976年8月9日 60年 2.77%
11 9 ↓DOWN プロクター&ギャンブル PG 日用品 1932年5月26日 62年 2.76%
12 10 ↓DOWN メルク&カンパニー MRK 医薬品 1979年6月29日 8年 2.65%
13 16 ↑UP シスコシステムズ CSCO 情報・通信業 2009年6月8日 8年 2.59%
14 13 ↓DOWN ジョンソン・エンド・ジョンソン JNJ 医薬品 1997年3月17日 56年 2.58%
15 14 ↓DOWN キャタピラー CAT 重機 1991年5月6日 25年 2.47%
16 15 ↓DOWN マクドナルド MCD 外食 1985年10月30日 43年 2.44%
17 17 (--) インテル・コーポレーション INTC 半導体 1999年11月1日 10年 2.35%
18 18 (--) トラベラーズ・カンパニー・インク TRV 保険 2009年6月8日 14年 2.25%
19 20 ↑UP ウォルマート・ストアーズ WMT 小売業 1997年3月17日 45年 2.17%
20 21 ↑UP ボーイング BA 航空機 1987年3月12日 7年 2.16%
21 19 ↓DOWN ユナイテッド・テクノロジーズ UTX 航空宇宙・防衛 1939年3月14日 25年 2.06%
22 22 (--) ゴールドマン・サックス GS 金融 2013年9月20日 8年 1.67%
23 24 ↑UP ウォルト・ディズニー DIS 娯楽・メディア 1991年5月6日 9年 1.59%
24 23 ↓DOWN マイクロソフト MSFT ソフトウェア 1999年11月1日 17年 1.56%
25 25 (--) アップル AAPL コンピュータ 2015年3月19日 7年 1.46%
26 26 (--) ユナイテッドヘルス・グループ UNH 保険 2012年9月21日 9年 1.46%
27 27 (--) アメリカンエクスプレス AXP 金融 1982年8月30日 7年 1.33%
28 28 (--) ナイキ NKE その他製品 2013年9月20日 17年 1.05%
29 29 (--) ビザ V その他金融 2013年9月20日 11年 0.64%
30 30 (--) ダウ DOW 化学 2019年4月2日 0年 0.00%(実績なし)

利回りは低いけど増配幅の大きいAppleやVISAにも注目

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マイケル・B・オヒギンズ
パンローリン株式会社