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バフェット流の投資法と聞いて思い浮かべるのは、良い会社の株を割安な価格で買い、長期投資でコツコツ資産を増やすものです。

しかし、実際に彼の投資アプローチは、グロース株に一極集中して資産を増やすものでした。

たとえば、彼がグロース投資で若い頃に大儲けした株が、今でもバフェット銘柄として知られるコカ・コーラ株です。

初めてコカ・コーラに投資したのは1988年で、発行株式の1割を保有する大株主として君臨しています。

当時のコカ・コーラ株はすでに割高と言われていたのにも関わらず、総資産の大半をコカ・コーラ株に一極集中投資を行い、大きく資産を伸ばしたのです。

当時はイケイケのグロース株だったコカ・コーラ。

彼が世界一の資産家になったのは、そもそもグロース投資で成功したからで、ただ単に「目先の配当」を目的に株を買っているわけでは無かった。

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バフェットはここ最近でも、当時のコカ・コーラ株を彷彿とさせる買い方をした株がありました。

それがアップル株です。

バフェットがアップル株を買い始めたのは140ドルあたりで、当時としてはかなり株価が上昇した時に買っています。

さらに、アップル株に一極集中とも言える巨額の投資を行っていて、世界で2番目に多くのアップル株を保有する大株主として君臨しています。

そう、アップル株の買い方は何もかもが当時のコカ・コーラ株と酷似するのです。

アップルのiPhoneには他者には存在しない圧倒的なワイド・モートがあり、コカ・コーラも同じく他者が入り込めないワイド・モートがあり、高利益率を維持して成長しています。 

バフェットはアップルにも「将来性」を期待して一極集中の投資を行い、数十年後を意識してコカ・コーラ株のように大きく資産を伸ばすつもりでいるのでしょう。

アップルはiPhoneの粗利率が60%という高収益企業であり、様々なサブスクリプションサービスをiPhone中心に展開、これら独自のエコシステムが膨大なキャッシュもたらし、株主還元に力を入れ始めています。

そもそも、バフェットは配当よりも自社株買いによるEPS増加に注目していて、配当に注目して投資など行っていませんでした。

目先の高配当も魅力だが、アップルのような「将来のコカ・コーラ」を積極的に買うことも、投資家として重要だということをバフェットは教えてくれます。

Appleは当時のコカ・コーラ株にソックリ

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