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平成の泥船である日経平均株価、まさにオワコンである 

4月30日で30年続いた平成が終わり、5月1日から新たな元号である令和になります。

この30年で日本経済は沈没、先進国から転げ落ち、今では途上国であった中国やインド、そして東南アジアに追い抜かされている現実があります。

経済状況を示す株価にもそれは如実に表れていて、たとえば日経平均株価は平成元年は30,000円超を付けていましたが、平成の終わりには22,000円となっており、8,000円下落したことになります。

一方で、NYダウは30年前は2,600ドルでしたが、今現在は26,000ドルまで上昇して、常に30年もの間、史上最高値を更新し続けたことになります。

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ダウは業績と連動して上がり続けているだけ 

日経平均とNYダウの違いは明白です。

それは、「実態無き株価バブル」と「業績に裏付けされた適正株価」です。

たとえば、平成元年の東証1部全銘柄のPERは61倍でした。

割高でも割安でも無い基準値はPER20倍と言われている中、日本株は明らかに超割高で、まさに中身がスッカスカの期待先行型のバブルでした。

しかし、NYダウは史上最高値を付けている現在でもPERは18倍で、米国株はバブルどころか基準値より下回っている状態で、依然割安値にあるのです。

仮にNYダウがバブル絶頂期の日経平均のPERまで上昇したとすれば、今より3倍超になっている計算になるので、80,000ドルになっていることになります。

PERを眺めれば、平成元年の日本株がいかに異常の株高であったかが分かり、米国株がいかに健康であるかが理解出来るのである。

つまり、米国株は企業の業績が適正に伸びているからシンプルに株価が伸びているだけであり、今後も株価が上昇する余力が大きく残されているというわけです。

さらには、日本は未だに自動車や商社、銀行などの古い産業に頼りきりの経済ですが、アメリカではGAFAなどのIT企業が躍進し、適切な新陳代謝が行われているために、米国株がこれからもイージーモードで伸び続けるのはもはや必然であると言えるでしょう。

投資家はオワコン日本株は避け、愚直に米国株「だけ」に投資していくことが重要です。

日本株に投資する人ってドMなの?

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日本人の勝算: 人口減少×高齢化×資本主義
デービッド アトキンソン
東洋経済新報社
2019-01-11